3月20日(水)に韓国・ソウルにて開催される、大谷翔平選手、山本由伸投手所属のロサンゼルス・ドジャースと、ダルビッシュ有投手、松井裕樹投手所属のサンディエゴ・パドレスとの開幕戦をはじめ、2024年シーズンの公式戦324試合が生中継されるメジャーリーグベースボール(MLB)の、シーズン開幕に先立ち、2024年シーズンのMLBをより楽しむための予習番組「FAN FUN MLB」が、ABEMAにて3月5日から20日(水)まで全10回、3週にわたって放送されている。
「FAN FUN MLB」は、世界最高峰のプロ野球リーグ・MLBについてくわしい人はもちろん、これから楽しみたいと思っているビギナーでも、2024年シーズンを“玄人(くろうと)目線”で楽しむことができるようになる、MLBの基礎知識を学び、開幕に先立ち予習する番組で、番組MCをおかだますだの岡田圭右、タレントの磯山さやかが務め、3月5日から8日にわたり配信された #1から #4には、ゲストとして、元プロ野球選手で解説者の里崎智也、解説として、MLBアナリストの福島良一が出演した。
ロサンゼルス・ドジャースを深掘り
3月5日からの放送の番組では、大谷選手と山本投手が、2024年シーズンから新加入したロサンゼルス・ドジャースを深掘りした。
ドジャースの印象について里崎は、「日本のメディアは『ドジャースは世界一になれる』という雰囲気を出しているけど、僕はきびしいことを言います!」と切り出し、「ドジャースをひと言で表すと、“勝てそうで勝てないチーム”なんです」と断言し、その理由を「ワールドシリーズ優勝を果たした2020年は、新型コロナの影響で試合数が短縮されていた。フルシーズンの優勝は、1988年まで遡らないといけない。毎年のようにプレーオフには出ているけど、そこで勝てそうで勝てないのがドジャース」と語った。
また、ドジャースは潤沢な資金により、有力選手が集まっていることに触れ、チーム内の「年俸ランキング」を公開した。日本のプロ野球での最高年俸は、読売ジャイアンツの坂本勇人選手と東京ヤクルトスワローズの村上宗隆選手の推定6億円に対し、ドジャースの1位は大谷選手の100億円、4位の山本投手は38.7億円というけた違いの金額が続く。
里崎は「上位6選手の年俸で、チームによっては、プロ野球の1球団を買えますからね(笑)」とのつぶやきに、岡田は「このお金の出どころはどこやねん!?」と疑問を呈すと、福島は「入場料収入がスゴい。本拠地のドジャー・スタジアムは5万6千人も収容するし、10年連続で観客動員数がナンバーワン。さらに球場のまわりには広大な敷地の駐車場があって、いつも満車。それも球団収入になるんです」とさらには、「テレビの放映権料が、ドジャースは年間357億円」だと説明する。里崎は「今年から日本企業も看板をいっぱい出すんじゃないですか~?」とほくそ笑んでいた。
3月5日~20日(水)毎日昼0:00よりABEMAにて全10回配信