「華がある」藤原丈一郎、バランスとして絶対に来てほしかった今野浩喜など、キャスティングのこだわりも
――藤原丈一郎さんや溝端淳平さんなど、周りを固める俳優陣のキャスティングのこだわりについても教えてください。
藤原さんに関しては、金子さんが脚本を担当されていた「ペンディングトレイン―8時23分、明日 君と」(2023年、TBS系)での芝居を見て「こんなに上手なのか」と思い、お声がけしました。スケジュールをなんとか切り出して来てくださってうれしかったです。
藤原さんって、画面に映っただけでも明るくなるというか、華があるんですよね。湊はお坊ちゃんなのに抱えているものがあるという役柄ですが、それも含めてとても上手に演じてくださっています。社員寮の中のワチャワチャ感に関しては、湊ひとりで何人か分の役割を果たしてくれる効果があったなと思います。
今野浩喜さんについても、実はバランスとして絶対に来てほしいと思っていて、マネージャーさんに「スケジュール空いてますか?」と聞き続けていました。なので「何の役かは分からないけどオファーは来るぞ…?」と待ち構えてくださっていたのではないかと思います(笑)。
溝端淳平さんには、恋のライバルをやってもらいたい。そして、辰之助とは少しキャラクターが違うタイプにしたいと思っていました。さらに、優しいイケメンに見えるけれど、豹変するとドスが効くという部分などをいろいろ考えた結果、溝端さんにお願いできてとても良かったです。
MENT RECORDING
発売日: 2023/12/31