マッチングアプリでマッチした女性を家に連れてきた秋津
そんなこんなしているうちに、市郎がマッチした女性と翌日、喫茶店で待ち合わせする約束を取りつけた。市郎はなりすましなので、女性側は待ち合わせの相手は秋津だと思っている。
翌日、市郎に付き添われて喫茶店にやってきた秋津。先に喫茶店の中の様子をうかがうために市郎が入ると、そこには昭和にいるはずのサカエ(吉田羊)の姿が。サカエと話している間に、秋津は待ち合わせの女性と店を出て、どこかに行ってしまったようだ。
後日、秋津はその女性(守屋麗奈)を家に連れてきて、居候している市郎に「証券会社に勤務している矢野恭子さん」と紹介。すでに何度か会って食事をしているようだが、お互い敬語で話しているのを聞いて市郎のイライラが募る。
細かな属性を登録してマッチした相手だけあって、矢野も「私も人を好きになったことがなくて」と、秋津と同じことを話していた。秋津は「自分の時間、大事ですもんね」と同調。まさしく、類は友を呼ぶ。
付き合っているのかどうかは分からないようだが、家に連れてきたということはかなり気に入っていることは間違いない。この状況に気づかない市郎に、「いつまでいますか?」と単刀直入に伝えた。
市郎の荷物が1カ所にまとめられているのを見て、市郎は秋津の家を出て、渚の家に居候させてもらうことにした。
ムッチ先輩「俺、振られた?」
一方、昭和にいる純子(河合優実)は、ムッチ先輩(磯村)に喫茶店で「お前が高校を卒業したら結婚しよう」とプロポーズされた。
純子が「ごめんなさい。先輩は憧れの存在で、背中を追いかけてて、今も好き。だけど、世界は広くて、先輩の背中よりもっと広くて、いろんな生き方があると知ってしまったの」と返すと、ムッチ先輩は自分もバスに乗って未来に行ったことを伝え、50代のキョンキョン(小泉今日子)にも会ったと言って、コースターの裏に書いてもらったサインを見せた。
ムッチ先輩が未来に行ったことを信じた純子は、「それでも自分のスタイルを貫けるって、やっぱり先輩、かっこいいです」とリスペクトする気持ちを伝えた。
これだけ話していてもムッチ先輩は分かっていなかった。
「職業イケメン、ムッチです」と得意げに伝えるが、純子は「頑張ってください」と声をかけ、喫茶店を出て行ってしまった。
そこでようやく気づいた。「俺、振られた?」と。
時は違えど、同じ喫茶店で秋津も失恋
そして令和の喫茶店。秋津が待つ中、矢野がやってきた。「秋津くん、ちょっと違ったかなって。ごめんね。属性かな。私、そこまでドライじゃないかも」と言って、矢野は前日のスマホでの秋津とのやり取りを読み上げた。「はーい」「でーす」「はーい」「ですねー」という秋津の返事に「この人違うな」と思ったようだ。
「すみません」と秋津は謝るが、矢野は「むしろ気づけてよかった。妬いてほしいとか、気にかけてほしいって属性、私にもあるんだって」と感謝。そして、「理想は交際0日婚なんで」と言われ、ブロックされてジ・エンド。
なんと、ムッチ先輩・秋津が親子ともどもフラれてしまうという現象が。これに対して「やっぱり親子だな」と言っていいものなのか、どうか。
さて、次回はいよいよ最終回。昭和に戻る決心をした市郎が渚を連れてバスに乗り込んだ。果たしてどんな結末を迎えるのか注目したい。
◆文=ザテレビジョンドラマ部
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