自分の性格も変えてくれたとんぼのポジティブさ
――とんぼについての印象と、彼女をどのように解釈して演じられましたか?
とんぼは本当に伸びやかで自由な子ですよね。ときどき頑固ですけど(笑)、いつも真っすぐ。できないこと、壁に当たったりしたときでも、むしろそれを面白いことと思って飛び越えていってしまう強さを持っていると思います。だから下手にいろいろ考えず、思うままに、伸びやかに目一杯のお芝居をさせていただいています。
とんぼって本当にすごいなと思って。彼女を演じることになってから私自身も少し変わった気がするんですよ。「上手くいかないな…」「なんでできないんだろう…」というときになっても、とんぼだったら明るく頑張るはずって、そういう風に考えるようになりましたね。とんぼのおかげで、物事をすごくポジティブに考えるようになってきたと思います。
――では、役を演じる上で工夫されたことは?
とんぼのショットをイガイガが丁寧に説明してくれているので、それを実際に自分の体に落とし込むように家でちょっと素振りをしてみたり。打った後はどんなところに目線を向けているんだろうって、そういうのを考えたり。
――セリフのないところでの息遣い、体を動かすことで知る感覚というのはよく言われますよね。アフレコはベテランに囲まれての収録だったと思います。そのときの模様はどうでしたか?
私はコロナ禍でのデビューだったので今までは少人数での分散収録が多くて、一斉収録は今回が初めての体験でした。やっぱり引っ張られるというか、呼応していく感覚が違いますね。皆さんと一緒だと勉強になることも多くて、お芝居がすごく楽しいです。
とんぼに料理を教えてもらいたい…料理下手なはやしの衝撃(?)エピソード
――とんぼは破天荒なプレイスタイルで自由奔放なイメージがあります。ご自身との共通点やギャップはどんなところにあると思いますか?
目の前で困った顔をした人がいたら何とかこの人を笑顔にできないかなとか、そういうのを考えたりする癖があるので、そこはとんぼとちょっと近いかもしれないなって思います。
ギャップは結構いっぱいありますね(笑)。先ほども話しましたけど、ポジティブなエネルギーで乗り越えていくところとか、私はそういう風にはできなかったので、羨ましく思っていた部分です。あと、とんぼってお魚も捌けるし、多分料理上手なんですよね。私、これを言うのは本当に恥ずかしいんですけど、包丁の上と下を間違えて、手を怪我するっていうぐらいのレベルです…(笑)。
――え!? どういう握りをすればそうなるんですか?
包丁ってストレートのところと曲線のところがあって、曲線のところで切れるじゃないですか(どうやら峰と刃のことを指しているらしい)。で、曲線を上にして、山なりの部分を握っちゃって、「イタ!」と思ったときにはもう手の平が切れていました。握る場所自体も逆だったという…。
――それは切れるでしょうね。衝撃エピソードです。
それぐらいなんですよ。だから本当にとんぼがいたら料理を教えてほしいぐらいです。皆さんも気をつけてください。包丁はちゃんと柄の部分を握ってくださいね(笑)。
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