Kis-My-Ft2の玉森裕太と俳優の吉谷彩子が、12月8日に千葉・幕張メッセで開催された「東京コミックコンベンション2024」(以下「東京コミコン2024」)内の「グランメゾンプロジェクト」ステージに登場。12月29日(日)に放送されるスペシャルドラマ「グランメゾン東京」(TBS系)、30日(月)公開の映画「グランメゾン・パリ」の制作が決まったときの心境などを語った。
人気連続ドラマのキャストが再集結
「グランメゾン東京」は、木村拓哉主演で2019年10月期に日曜劇場枠で放送された連続ドラマ。型破りなフランス料理シェフ・尾花夏樹(木村)と、絶対的な味覚を持つシェフ・早見倫子(鈴木京香)を中心に、レストラン「グランメゾン東京」のメンバーが世界最高の“三つ星レストラン”を目指し、奮闘する物語だ。今回のスペシャルドラマは「グランメゾン東京」が三つ星を獲得した後のストーリー。アジア人女性初の三つ星レストランシェフとなった倫子だったが、その直後、新型コロナウイルス禍で「グランメゾン東京」も大きな打撃を受け、生き残りのために大手企業傘下のフードコンサルティング企業と資本提携を結ぶ。
通販用の冷凍食品やレシピサイトに活路を見いだすも、倫子は店を維持することばかりを考え、見栄えだけの料理によって「グランメゾン東京」はミシュランの星を減らし、やがてすべての星を失ってしまう。一方、パリに行ったはずの尾花は姿を消し、連絡が途絶えていた。倫子は「グランメゾン東京」を維持するために資本提携を決断したことに責任を感じていた――という内容となる。
続編制作の話を聞いたときのことを、玉森は「うれしさももちろんありましたけど、また料理を作るのかなっていうプレッシャーとかいろいろありました(笑)」と正直な思いを吐露し、「素晴らしいフレンチの料理を実際に作らせていただくんですけど、難しい工程がたくさんあるので、すごくプレッシャーでした。(料理のシーンは)吹き替えがほぼなくて、本当に自分たちで作るというのが“熱”でもあったので、工程間違えてないよなとか、こんなやり方で合ってたっけ?とか。一瞬でも不安になるとその後が崩れちゃうので、めちゃくちゃ緊張しましたね」とリアルにこだわった撮影だからこそ、画面から熱量も伝わるし、作る側として難しさもあることを伝えた。
一方、吉谷は「私はすっごくうれしくて。連ドラ中も『これ続編やりたいね』って話をしてたので、本当にかなったんだと思ってうれしかったですし、私自身料理を作るのが普段からとても好きなので、また新しい料理、何を作れるんだろうって楽しみでした」と、晴れやかな笑顔で語った。
また、撮影で久々に“チームグラメ”が再会したときのことを聞かれると、2人は「何を話してたっけ?」と顔を見合わせて回想し、再会を喜びながら連ドラ時と変わらずたわいない話をしていたことを打ち明け、玉森は「あと、及川(光博)さんは久しぶりに会った時に熱い抱擁をしてくれました。『久しぶりだね~』って(笑)」と振り返った。
玉森、ついつい夜ふかし「ゲームを夜中の3時くらいまで」
今回のステージは「東京コミコン2024」内のイベントとなるが、玉森はこれが初参加で、吉谷は以前にも出演したことがあるという。漫画やアニメ、ゲーム、そして映画がメインのイベントということで、それらに対する興味を聞かれると、玉森は「全部好きです。漫画も見るし、アニメも映画も好きだし、ゲームは昨日も夜中の3時ぐらいまでやっていました(笑)。夜ふかししてしまいましたね」と、ちょっぴりばつが悪そうに答えていた。
最後に玉森は「29日にスペシャルドラマ、30日に映画が公開となりますので、皆様また『グランメゾン東京』の魅力をたっぷりと味わっていただきたいなと。ぜひ見ていただけたらうれしいです」と観客にアピールし、締めくくった。
なお、スペシャルドラマ翌日の12月30日公開の映画「グランメゾン・パリ」では、日本で“三つ星”を獲得したレストラン「グランメゾン東京」のシェフ・尾花が、倫子と共にパリで新店舗「グランメゾン・パリ」を開店。尾花の悲願でもある、アジア人初の“ミシュラン三つ星”を目指して奮闘する物語が描かれる。
◆取材・文・撮影=月島勝利(STABLENT)
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