人生で何度もできない貴重な役に巡り合えた
これまで舞台、ドラマ、映画などでさまざまな役を演じてきた松雪。出演する作品選びの基準を「ご縁ですね。この作品の役は、なかなか人生で何度もできないですし。前作の『髑髏(どくろ)城の七人~鳥』は、20代の頃に劇団 新感線の作品を見て出たいと思っていた作品でした。とても大変でしたが、とてもうれしくて、ありがたかったです! やっていない役の方がまだまだ多いし、選ぶという感じではないです。お話しをいただいたら、いろいろトライしたいですね。しんどいとか、考えないかも。お話しをいただいたタイミングやご縁だったりするので。ふたを開けてみたら大変だったということはありますね。でも、できない役はこないっていうから、きっとできると思います(笑)。勝手にポジティブに考えています。表現者として、新たな領域にチャレンジできるよう頑張りたいです!」。
私たちの肉体を通してネリーを知ってほしい
最後に「この部分がすごい!」という見どころについて、「まだまだ未知なのですが、頭で考えている以上に、理屈抜きにネリーの言葉の威力ってすごいんです。放っておいても彼女の言葉は突き刺さってくるので、その言葉を感じてほしいです。劇場で、私たちの肉体を通して、彼女の生きるエネルギーや言葉のエネルギー、彼女の感じている世界観を感じてもらえるんじゃないかなと。もちろん、美術も音楽すごくすばらしいですし、マリーさんの演出もすごく楽しめるので、見たことのない演劇体験ができると思います!」と力強く語った。
■原作:ネリー・アルカン
■翻案・演出:マリー・ブラッサール
■出演:松雪泰子、小島聖、初音映莉子、宮本裕子、芦那すみれ、奥野美和、霧矢大夢
■日程:11月4日(土) ~11月19日(日) @東京・天王洲 銀河劇場、11月23日(木・祝)@JMSアステールプラザ 大ホール、11月25日(土) ~11月26日(日) @北九州芸術劇場 中劇場、12月5日(火) ~12月6日(水) @ロームシアター京都 サウスホール、12月9日(土) ~12月10日(日) @穂の国とよはし芸術劇場PLAT主ホール
【HP】http://www.parco-play.com/web/program/gekijo2017/