平昌ってどこ?という人は“冬ソナ”を見よう!五輪開催地・平昌を3つのキーワードでひもとく【平昌五輪みどころ】
2月9日に開会式を迎える2018平昌オリンピック。さまざまなドラマが生まれる17日間の熱戦の舞台に選ばれたのが、韓国北部に位置する平昌(ピョンチャン)だ。「ザテレビジョン」が解説する平昌オリンピックの見どころ、今回は開催都市・平昌にフォーカス。そもそも平昌ってどんなとこ!?
人口4万人でも超有名リゾート!
熱戦の舞台は、ソウルから車で3時間ほどの距離にある江原道・平昌郡。隣接する江陵(カンヌン)市にも競技場を備えており、アジア開催では札幌('72年)、長野('98年)に次ぐ冬季五輪開催地となる。
人口は約4万人、緯度は新潟県とほぼ同じで、2月の最低気温は氷点下10度以下と、寒さが厳しい気候で知られる。首都・ソウルのほぼ真東に位置し、ソウルからは車で約3時間、鉄道なら最速約1時間で到着する。
五輪開催都市に選ばれるまで“ピョンチャン”の名を聞いたことがなかったという人も、その街並みを目にしたことはあるかも。なぜなら、平昌がある江原道(カンウォンド)の龍平(ヨンピョン)リゾートは、韓流ドラマとして人気を博した「冬のソナタ」('02年)のロケ地として何度も登場していたのだ。 日本代表選手たちが熱戦を繰り広げる地・平昌を、3つのキーワードでさらに詳しくチェック!
日本との時差はゼロ
これまで、欧米での開催が多かった冬季五輪。たとえば前回大会の開催地であるロシア・ソチと日本との時差は、約6時間。午後の遅い時間帯に行われた競技は日本時間で深夜帯にあたるため、生放送で連日テレビ観戦し、寝不足になってしまった人も。だが今回の開催地・平昌は、日本との時差がゼロ。熱戦をライブで楽むチャンス!
冬は氷点下!とにかく寒い
オリンピック競技場のある大関嶺(テグァルリョン)は山岳地帯で、降雪量が多い地域。平均気温も氷点下5度程度で、寒さが厳しい。五輪開幕を直前に控え、現地では例年よりもさらに厳しい寒さが続いており、日本オリンピック委員会(JOC)は選手の体調管理を最優先する方針から7日に予定されていた選手村入村式への選手の出席を断念したほど。9日に行われる開会式も、寒さによる選手への影響が懸念されている。
有名作品のロケ地多数
アルペン競技場がある龍平リゾートのドラゴンバレーホテルは、“冬ソナ”にも登場した。チュンサン(ぺ・ヨンジュン)とユジン(チェ・ジウ)が演じた名シーンの舞台があちこちに残り、ホテルの近隣にはぺ・ヨンジュンとチェ・ジウの看板が飾られるなど、今でもロケ地巡りのファンが訪れる聖地となっている。さらに、チェ・ジウとクォン・サンウが悲恋を演じたドラマ「天国の階段」('03~'04年)のロケ地にもなった。
そんな平昌から届けられる冬スポーツの祭典。観戦しやすい時間帯に競技が行われることもあり、NHKと民放各局も特別編成で熱戦の模様を放送。真剣勝負が生む4年に一度のドラマを目撃しよう!