池上彰「一歩先に行ってもらいたい」分かりやすいだけのニュース解説に悩み?
4月29日(日)に、池上彰が日本や世界のニュースを分かりやすく解説するシリーズの最新作「ニチファミ!『池上彰緊急スペシャル 激動の朝鮮半島! どうなる拉致問題! 平成の宿題 徹底解説』」(夜7:00-9:54、フジテレビ系)が放送。
今回、池上は平成が終わる2019年4月30日までに解決するべき3つのテーマとして、「平成の日朝関係」「平成の災害」「平成の快挙」を取り上げる。
「平成の日朝関係」では、北朝鮮・金正恩委員長の訪中や南北首脳会談、さらには今後予定される米朝首脳会談など、弾道ミサイルの発射実験や核実験で力を誇示していた北朝鮮の“力から対話”への変化に触れる。
池上は、この“力と対話”が繰り返されてきた歴史や、日本と北朝鮮の関係性、拉致問題のこれからを解説。さらに、拉致被害者である蓮池薫さんと対談する。
また、「平成の災害」では地震予知の可能性に迫る他、全国各地の防災や減災に取り組む街を取材。「平成の快挙」では、池上が将来の日本のノーベル賞受賞者が少なくなると訴え、その危機からどう救えばいいのかを紹介する。
池上は、今回の見どころを「平成の事件など振り返るだけでなく、さまざまなテーマを“宿題”という形にして、今後につなげる課題を提示します。視聴者の皆さんと考えていくことが新しいと思います」と語る。
さらに、平成元年(1989年)にキャスターに転向した池上は、当時のことを振り返り「ニュースを読み始めた時、経済の原稿に『こんなの分からないですよ!』と言ったら、経済部デスクから『分からないのはお前がばかだからだ!』と言われました」と苦労の日々を告白。
一方で、池上は自身が持つ“宿題”として、分かりやすくニュースを伝えてきたことに反省があるという。「ニュースを理解してもらって、(視聴者に)『私たちはどうしたらいいのかな?』と一歩先に行ってもらいたくて伝えてきたんです。でも、多くの方は『そうなんだ』と納得しておしまい。悩んでおります」と心境を明かした。
4月29日(日)夜7:00-9:54
フジテレビ系で放送
出演=池上彰、高島彩、尾木直樹、柴田理恵、千秋、堀口ミイナ、吉村崇
ザテレビジョンがLINEでドラマニュース専門アカウント始めました!
主演インタビューや編集部オリジナルのドラマニュースがまとめて読めます!
下のボタンから「友だち追加」しよう!