ウェブ配信アニメ「TRIP TREK」の製作発表会見が6月21日、都内で行われ、キャストの小林ゆう、井上喜久子、市来光弘、宮澤真一、テーマ曲のアレンジを担当するPONYのTassee田代らが出席した。
同作はアニメや特撮で活躍する脚本家の島本高雄と漫画家の森野達弥の2人による“架空の原作者”ESTRELLA（エストレージャ）が手掛けるフラッシュアニメーション。魔界の王と人間を親に持つ少女のゾッコ（声：小林）と、ゾッコが持ち歩くウサギのぬいぐるみのミミメ（声：宮野真守）といったポップなキャラクターたちが登場し、“不幸は不幸じゃないよ！”をテーマにしたシニカルなギャグストーリーを繰り広げる。
アニメは1話約6分の短編で、ことし11月からアニメ・ゲームカルチャー情報サイト「OH」、男性声優＆アーティスト情報サイト「ガールズOH」などで配信予定。また、前述サイトでウェブラジオ「TRIP TREK ゾッコとミミメの不幸日和」も配信している。ラジオ内ではオリジナルドラマも披露され、ドラマCD「TRIP TREK 大切なおともだち」として、8月25日（水）に発売予定だ。
小林は同作の印象を聞かれ、「各キャラクターや背景がビビッドで象徴的。見た人の心を離さない色使いなどに、本作ならではの味が出ていると思います。気に入っているのはゾッコちゃんのお口がギザギザになる所です」と本作が持つ独特の世界観を説明した。
ハエのカトリーヌ役の井上は「ハエの役なんてなかなか巡り合えないので、とても楽しみにしていました。どうやってハエのキャラクターを作ろうかと悩んで、いろいろな種類の声を作って現場に行ったのですが、演じてみたら案外優しい雰囲気の女性の声に。人間性というか、ハエ性（笑）を感じていただけたらうれしい」と語った。
また、宮野はビデオメッセージを寄せ、「不思議な世界観の中にユーモアが詰まったすてきな作品です。僕がぬいぐるみというかわいらしい役に決まってびっくりしました。スタッフの皆さんと話し合った結果、見ている方を驚かせるようなミミメの声になったと思いますので、ぜひ注目してみてください」と見どころを語った。
秋のアニメ配信に先駆けて、8月14日（土）には声優陣が参加するイベント「TRIP TREK RESTART FESS」を東京・吉祥寺の武蔵野公会堂で開催予定。井上は「小林さんをはじめ楽しいキャストの方ばかり。何が出てくるか分からないイベントやラジオを楽しんでいただければ」とアピールした。
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