舞台「テイルズ オブ ザ ステージ ‒ローレライの力を継ぐ者-」開幕!原作ファンの胸を熱くする “鮮血のアッシュ”の苛烈なドラマがここに!!
舞台「テイルズ オブ ザ ステージ」の最新作「テイルズ オブ ザ ステージ ‒ローレライの力を継ぐ者- EMOTIONAL ACT」が8月22日、東京・Zeppダイバーシティ東京にて東京公演をスタートした。
本作は、バンダイナムコエンターテインメントの人気RPG「テイルズ オブ」シリーズの10周年記念作「テイルズ オブ ジ アビス」を原作とした舞台第2弾。主人公ルークの視点で描いた「テイルズ オブ ザ ステージ -最後の預言(ラストスコア)-」(2017年)に対して、本作「ローレライの力を継ぐ者」はルークと瓜二つの青年“鮮血のアッシュ”に焦点を当てた、もう1つの「ジ アビス」の物語となるものだ。
幼少期の頃、その力を利用しようとするローレライ教団神託の盾騎士団の総長ヴァン・グランツに誘拐されたルークは、アッシュという新たな名を与えられ、ヴァンの下で育てられる。一方、誘拐したルークとすり替えられたのが、ルークのレプリカ(劣化複写人間)であった。
前作では描かれなかったアッシュの過去、ルークたち表の物語の裏でどんな行動を起こしていたのか。レプリカへの憎しみと怒り、その存在を認めざるを得ない葛藤など、舞台ならではの生の芝居でアッシュの心情を深く描写し、人間ドラマを描いていく。シナリオの本筋は原作ゲームの通りだが、アッシュのドラマを掘り下げるにあたり、誘拐される以前の少年時代のアッシュも舞台オリジナルキャラクターとして登場し、ゲーム+オリジナルのエピソードで重厚な物語が紡がれる。
ドラマと並ぶ「テイルズ オブ ザ ステージ」の見どころであったダンス、アクションは今回も健在。映像演出と重なる術技の発動はもちろん、ゲームファンなら思わず喝采を上げたくなるジェイドのアクロバットな技も披露され、時に笑いもあり、観客も巻き込む演出はまさにエンターテインメントショーといった舞台に仕上げられている。
ちなみに、胸元が大きく開いたセクシー衣装で登場する盗賊団“漆黒の翼”の女リーダー・ノワール様は前説から大活躍。アッシュとノワールの関係もゲーム以上に細かく描写され、出番も豊富。ノワールを演じるのは元宝塚歌劇団の花奈澪で、彼女のファンにとっても注目の舞台と言えるだろう。
なお、舞台本編の上演後にはアフタートークショーが開かれ、アニメ&ゲームでルーク、アッシュの声を担当した声優・鈴木千尋が司会として登場。矢尾一樹(ディスト役)、伊藤美紀(リグレット役)らゲームでの声優陣が日替わりゲストで登壇する。
上演は東京公演、大阪公演の2か所で開催。東京公演は、Zeppダイバーシティ東京にて8月26日(日)まで。大阪公演は、Zeppなんば大阪にて9月8日(土)、9月9日(日)の2日間となっている。
取材・文:鈴木康道
2018年8月22日(水)~26日(日) 東京・Zepp ダイバーシティ東京(全7公演)
2018年9月8日(土)、9日(日)大阪・Zepp なんば大阪(全3公演)
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