野村周平がSNSを炎上させる役!? 共演者から「ピッタリ!」の声
野村周平主演の映画「純平、考え直せ」の完成披露上映会が行われ、野村やヒロインの柳ゆり菜らが舞台あいさつに立った。登壇したのは野村や柳の他、佐野岳、佐藤祐基、藤原季節、森岡利行監督。
チンピラの純平役を演じた野村はサングラスをかけて、クールに登場。だが「舞台袖でみんなから『SPみたい』とか『逃走中の走って捕まえる人だ』とか言われた」と言い、さらには「ネットニュースで『野村周平、サングラスで登壇。調子乗っている』と書かれるはず」と場内を笑わせた。
また、撮影を振り返って「男くさい役をやったのは初めてだし、そういった作品をやってみたいと思ったので、お誘いを受けてうれしかった」と喜びの声を。「2週間くらいでチャッチャとやった」と言うと、共演者からツッコみを浴び「ちゃんとした、しっかりとしたチャッチャ! 軟派なチャッチャじゃなくて、硬派なチャッチャ!」と真意を説明した。
純平の姿に引かれるOLの加奈役を演じた柳は、初共演の野村について「結構めちゃくちゃ(笑)」と爆笑しつつ、「純平に通じる格好良さの詰まった方で、芯が通っていて、自分のスタイルと強さを持っている人。人と歩くスピードが違うので、背中を追いかけなければという魅力を持っているのも純平に通じます」と絶賛。
それに対して、野村は「自分は基本、ハチャメチャ変わっている。どこに需要があるの?と言われるので、褒められるのはうれしい」と自虐して、またも客席を笑わせた。
また、コインランドリーに居つくゲイのゴローを演じた佐野は「二丁目に通って取材をしたりして、自分の中で“妖精”だと思うようにした。そういったアプローチで臨みました」と役作りを振り返った。
純平の先輩役を演じた佐藤は「そのまんまでやりましたが、チャッチャとやらずに硬派にやりました(笑)」と野村のコメントをもじってコメント。野村とはデビュー直後に共演しているが「あの時は無口な少年だった。それが今ではすごくしゃべるので、人ってこんなに変わるんだと思った」と明かした。
SNSで純平とつながる役どころの藤原は「SNSが炎上していくという野村周平さんにピッタリな役(笑)。炎上がここまで似合う俳優も珍しい」と言い、これには野村もすかさず「時事ネタをツッコむのやめてもらえる?(笑) つぶやいたら、そうなるんだから仕方がない!」と返し、爆笑を誘った。
森岡監督は「2泊3日の話で、バイクにも乗るし、髪の毛も切るし、僕なりの『ローマの休日』になっている。みんなが一生懸命やってくれて、僕はほとんど演出していなくて、勝手にやってくれた感じ」と役者陣を絶賛。
最後に野村は「ただの任侠映画ではなく、人間として考えさせられる映画。純平という男の現代にない格好良さ、格好良い男像を見て感心してほしい。2度、3度と見て」とアピールした。
同作品は、9月22日(土)から全国で順次公開される。
文=青木孝司
9月22日(土)から全国で順次公開
出演=野村周平、柳ゆり菜/毎熊克哉、岡山天音、佐野岳
戸塚純貴、佐藤祐基、藤原季節、日向寺雅人
森田涼花、木下愛華、やしろ優
下條アトム、二階堂智、片岡礼子
原作=奥田英朗
監督=森岡利行
脚本=角田ルミ、木村暉、吉川菜美
公式サイト=http://junpei-movie.com/
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