柄本佑、PTSD研究の先駆者役に挑む「愚直に真っ直ぐ、生きていこうと思います」
柄本佑コメント
現在、桑原亮子さんのホンが3話まで手元にあります。桑原さんの描かれる登場人物は皆、文字という2次元の世界で 3次元的に苦しんだり、悲しんだり、喜んだり、生き生きと躍動しています。
そんな脚本に出会えた事に興奮しています。10月より安達もじり監督たちと共に安克昌さんを探す旅がいよいよ始まります。愚直に真っ直ぐ、安さんの人生を生きていこうと思います。頑張ります。
あらすじ
ジャズピアノはプロ級の腕前、レコードと読書をこよなく愛する“はにかみ屋”の若手精神科医・安和隆(柄本佑)。
自分の居場所を探し続ける青年時代を送ってきたが、明るい妻・終子(尾野真千子)と出会い、同じ在日としての悩みを共にできたことでようやく心穏やかな日々を送る。
しかし、第一子が誕生した直後、阪神・淡路大震災が発生。和隆の精神科医としてできることは何か模索する日々の中、被災者に寄り添い話を聞き続けるうちに被災者を治療することではなく、治癒力を回復させる手助けをすることだと気づいていく。
その後、精神科医として見た被災地の様子を一冊の本にまとめ、学芸賞を受賞。明るい兆しが見え始めた39歳のある日、和隆にがんが発覚する。