飯豊まりえ、大女優・田中美佐子の手綱を握る? 宅間孝行「まりえ、頼んだぞ」
脚本・演出家で俳優の宅間孝行によるエンターテインメントプロジェクト「タクフェス」の舞台第7弾「流れ星」が、10月から全国8カ所で巡演中。
11月13日から始まる東京公演を前に公開ゲネプロが行われ、宅間の他、田中美佐子、飯豊まりえ、柳美稀、富田翔、三津谷亮、冨森ジャスティン、川村エミコ、松村優、越村友一、遠藤瑠美子、若林元太、ダンカンが記者会見に登壇した。
「流れ星」は、2006年に初演、2009年に再演した、東京セレソンデラックス(宅間が主宰した劇団)の代表作。タクフェス初参加となる田中、舞台初出演の飯豊の共演によって、10年ぶりに感動の名作が再び幕を上げる。
田中美佐子「宅間さんを褒めたくはないけど(笑)」作品を絶賛
会見では、まずダンカンが「マスコミの皆さんから取材を受けるのは昨年の事務所騒動以来。ドキドキしているんですけどね。(ビート)たけしさんが出て行ったおかげで、うちもすごい赤字を食らいまして…」と会場を笑いに包むと、その後は笑いっぱなしの明るい会見に。
宅間は「美佐子さんがすごくやりたい放題にやってくれている、お客さんがここまでやる?って(驚くくらい)。これだけの大女優なのに、こんなに生き恥さらしていいの?みたいなことをたくさんやっています。本当に弾けてもらって、さすが欽ちゃん(萩本欽一)のところで鍛えた美佐子さんって。最後はせつないぐっとくるお話ではありますけど、きっちりと締めるところは締めていただいています。そんな美佐子さんを最年少の飯豊まりえが手綱を握っている感じで、普通は逆なんじゃないかって。そんなコンビが今回の見どころだと思います」とコメント。
田中は「とてもリアルな夫婦の冷めたお話で、冷えきってここまできたら終わりだなぁみたいな夫婦から始まるので、(実際に)こうなったら嫌だなぁって思っていたんですけども、なぜかそのリアルな中にメルヘンが入っていても、まるで違和感がない。こういう格好した人(飯豊演じる魔法使い)が出てくるんだけど、現実として私が受け止められるようなストーリーになっているのが…あんまり宅間さんを褒めたくはないんですけど(笑)、この本は実に良くできていて。本“は”うまい。本当にすごい。こんな本を書ける人、なかなかいないよって思ったから」と、作品を書いた宅間を絶賛する。
飯豊も「日常において当たり前のことってないんだなって、この作品は気付かせてくれると思います。私は両親にこの舞台を見せたいなと思うくらい、本当に家族が温かいって気持ちに、また一つなれるんじゃないかなっていう作品が…見られると思います(笑)」と、作品をアピールした。
東京公演=11月13日(水)~24日(日)サンシャイン劇場
名古屋公演=11月28日(木)~12月1日(日)愛知・ウインクあいち
大阪公演=12月4日(水)~8日(日)梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ
※新潟公演は台風で中止
※栃木、仙台、札幌、福岡は公演終了
出演=田中美佐子、飯豊まりえ
柳美稀、富田翔、三津谷亮、冨森ジャスティン
川村エミコ(Wキャスト)、近藤くみこ(Wキャスト)
松村優、越村友一、遠藤瑠美子、若林元太
ダンカン/宅間孝行
作・演出=宅間孝行
公式サイト=http://takufes.jp/nagareboshi/
公式twitter=@TAKU_FES_JAPAN