尾上松也が“バカ”を全力で演じる爆笑ドラマ!「『課長バカ一代』の名に恥じない“バカ”をし尽くしました」
――なるほど。では、共演者の皆さんとのエピソードを教えてください。
僕のイチオシは、木村了くんですね。了くんとの共演シーンは、本当に面白かったですし、やりがいがありました。彼が、台本以上にバカなことをしてくださるので、毎回彼との芝居は笑いを耐えるのに必死で(笑)。
わざと笑わせようとしてるわけではないのですが、やっていること自体が“バカなこと”なんです。彼はそれに輪をかけて、バカなことをしてくださるので。いや、でも本当に了くんの芝居に、僕は惚れました!
――もともとお笑いが好きなんですか?
お笑いをすごく見るというわけではないのですが、好きです。芝居のようなコントが好きかもしれないですね。
――歌舞伎界の大先輩も出演されていますね。
(市川)左團次のお兄いさんと(坂東)彦三郎のお兄いさんも出てくださって。本当にありがたいことですし、それもまた作品を面白くしてくださっています。異色メンバーすぎて、最初はどうなるのかなと思いましたけど(笑)。結果的にはとても楽しかったですし、面白いシーンが撮れていると思います。
――では、松也さんがもしサラリーマンだったら、どんなタイプになると思いますか?
いや、無理ですね。僕にはサラリーマンは多分できないと思います。サラリーマンの世界は、競争社会じゃないですか。競争に勝てないですよ(苦笑)。僕がサラリーマンになったら、出世は望まずプライベートを充実させることに命を懸けます。多分、趣味を見つけてオタクになりますね(笑)。
――最後に、作品を楽しみにしている皆さんへメッセージをお願いします。
現場では「課長バカ一代」の名に恥じないバカをし尽くしたという自負はありますので、どれだけのバカをしたのかというのを、ぜひ見届けていただきたいなと思います。もし自分がこの会社にいたら…ということも照らし合わせて見ていただけると、楽しいかなと思いますね。