フェスをやったら、生徒も誇りに思うだろう
――退任セレモニーの際、Perfumeさんが、歴代の校長、教頭の中でもこういう式は初めてとおっしゃっていましたが、そこで10年間の功績の偉大さを感じました。
あれはまずいですよね(笑)。他の方々に悪いというか。僕がどうこうというよりも、10年やったやつが辞めるというのが大きかったんだと思います。
僕、主催のフェスをやっている他のラジオ局みたいに、TOKYO FMもフェスをやればいいのにとずっと思っていたんです。TOKYO FMのパーソナリティーには、すごい人がいっぱいいるんですよ。でも、3年くらい前にふと、SCHOOL OF LOCK!にも超一線級の、フェスを開いたらヘッドライナーを務める人ばかりがいるのに、なんで集まらないんだろうなと、職員と話をしているときに思って。
せっかくだから、いつか勢ぞろいするようなフェスをやって、生徒たちもその現場にいることができたら「自分が聞いているSCHOOL OF LOCK!って、こんなにすごい場所なんだ」と誇りに思うだろうなと思ったんです。
いつかできないかなと思っていたんですけど、自分がもう辞めるから何とかここでカードを切れないかなと思っていたら、TOKYO FMの皆さんからも最後に何かしましょうという提案をいただいて、開催することができました。
――たまたまではなく、とーやま校長の人望があったからこその開催だったのでは?
本当ですか?たまに言っていただくんですけど、僕、すごくいいやつらしいっす。優しいらしいっすよ(笑)。
でも、校長になった当初はそんなんじゃなかったんですよ。最初の方は(生徒よりも)自分が出過ぎていたので、そんなに人に優しくしようとかは思っていなかったんですけど、いつの頃からかこうなっちゃったんですよね。
――それは、10代と向き合っていくうちに変わっていった?
そうですね。こうさせられたという言い方もあるかもしれないですね。
毎週月~金曜夜10:00-11:55
TOKYO FMをはじめとするJFN全国38局で放送