「戦いを通じて、仲間を思う気持ちが芽生えていく。深いところは本当に深い作品なんです」(加隈)
──ご自身が演じる、炎城烈人と星乃雲母の印象は？
松岡禎丞：烈人は本当に純粋で、一直線に物事を進めていく、まさに「ヒーロー」という言葉が当てはまる男の子です。思春期の男子特有の情けない一面も持ってはいますが、雲母以外の女の子には絶対になびかない。たとえ目の前においしそうなメロンが2つあったとしても(笑)、触っちゃうことはあっても、もぎ取るところまではしないんですよ、そういう誘惑はけっこうあるにもかかわらず。
加隈亜衣：いつも向こうからやって来るんですよね、誘惑が(笑)。
松岡：烈人と雲母は、幼い頃にひどい事件に遭遇して、烈人は、そこで雲母を救えなかったことがトラウマになっている。きっとそのトラウマが、今の彼の真っすぐな性格を作り上げたと思うんです。
加隈：雲母は、いつもツンケンしていて、「鋼鉄の処女(アイアンメイデン)」という、とんでもない異名をつけられてるんですけど、幼い頃の雲母はすごくかわいいんですよね。本当の雲母は、自分の好奇心に対してとても純粋で、感情をそのまま行動に移せるようなかわいらしさを持っています。ツンツンしているのは、そんな自分の純粋さやかわいらしさを隠すためなんですよ。確かに普通の女の子とは言い難い、ちょっとエロいところもありますけど(笑)、そういう秘めた部分も含めて、とてもかわいい女の子だなと思います。
──エロスの源“Hネルギー”を戦闘力に変えて、キセイ蟲と戦う。キセイ蟲を倒すと、衣服が破けてしまう。お二人が言う通り、相当「ぶっ飛んだ」設定ですが、こうした独特の世界観を、どう解釈されていますか？
松岡：キセイ蟲が地球にやって来たことによって世界は大きく変わったんですよね。そして人間はXERO(ゼロ)ギア (Hネルギーを力に変換する装置)を作り、エグゼロスという組織を作った。すごく面白い世界観だなと思います。そもそもキセイ蟲は、なんでこんな回りくどい方法で世界を掌握しようとするのか(笑)。一人一人からHネルギーを吸い取っていくっていうね、このやり方だと人類を絶滅させるのに数十年はかかるんじゃないのかと。
加隈：(笑)。雲母は、キセイ蟲との戦いを通じて、価値観というものは人それぞれなんだっていうことをだんだん受け入れていって、そのことによって仲間を思う気持ちも芽生えて。深いところは本当に深い作品なんですよ。戦いの糧にしているのは、Hネルギーという少し特殊なものですけど(笑)、頑張って戦っているエグゼロスは、やっぱり「ヒーロー」なんだと思います。
毎週金曜深夜0:00‐0:30ほか
TOKYO MX、 BS11ほか
＜スタッフ＞
原作：きただりょうま (集英社「ジャンプSQ.」連載)
監督・シリーズ構成：神保昌登
アニメーション制作：project No.9
＜キャスト＞
炎城烈人：松岡禎丞
星乃雲母：加隈亜衣
桃園百花：矢作紗友里
天空寺宙：桑原由気
白雪舞姫：茅野愛衣
庵野丈：三木眞一郎
チャチャ：大森日雅
ルンバ：岸尾だいすけ
ナレーション：小山力也
オープニング主題歌：「Wake Up H×ERO! feat.炎城烈人(CV：松岡禎丞)」 歌：HXEROS SYNDROMES (エグゼロスシンドロームズ)
エンディング主題歌：「Lost emotion」 歌：星乃雲母 (CV：加隈亜衣)
【HP】http://hxeros.com/
【Twitter】@hxeros_anime
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