“相棒”新章10月スタート、水谷豊「何が起こるか分からない」
人気ドラマ「相棒」の新シーズンとなる「相棒season19」(テレビ朝日系)が、10月からスタートすることが決定した。水谷豊演じる杉下右京と、「season14」より“相棒”に加入した反町隆史演じる冠城亘が、さらなる進化を遂げる。
「土曜ワイド劇場」で“プレシーズン”作品として誕生してから20周年を迎える今年。初回スペシャルでは、特命係の二人が、現実の世界から、VR=仮想現実の世界へと足を踏み入れる。
杉下右京役・水谷豊からメッセージ
撮影がスタートした水谷は「シーズン19ということは、『相棒』シリーズが始まったときに生まれた子どもが、もう19歳になっている。そればかりか『(親・子・孫の)3代で一緒に“相棒”を見ています』と、声を掛けていただくこともあり、『こんなことが起きるなんて、不思議なドラマだな』とあらためて実感しながら、新しいシーズンの撮影に入っているところです」と、月日の流れにしみじみ。
今シーズンで6年目となる“相棒”反町との関係性については「意識して変えようとしたことは、お互いにないと思いますが、やはり6年たって自然に変わっている部分はありますね。
これだけ長く特命係として一緒にいると信頼関係もできてきますし、右京としても冠城くんに任せられる仕事も増えてきています。
そうなっていけばいくほど、今度は2人がぶつかったときに、またそこにドラマが生まれると思っています。2人の関係が近くなっているからこそ描かれるストーリーも、今後どこかで起きるのではないでしょうか」と、今後の展開に期待を寄せた。
実に20年にわたって“右京さん”を演じてきた水谷。「右京のキャラクターに関しても特に変えようと思ったことはなく、常に『今を過ごしている』という感覚です。
これは“相棒”という作品を作っている制作陣が素晴らしいと思うのですが、脚本を読んでも常に右京と亘、そして他の登場人物たちも“今”を生きているんですよね。
今回のシーズン19の第1話もそうなのですが、まさに今の時代だからこそ、という内容になっています。ですから杉下右京という人物も、その時代その時代を生きてきていると思います」と、役について言及した。
「今シーズンもまた『何が起こるか分からない“相棒”』でありたいと思っています。そしてきっとそうなると思います。まずは第1話から楽しんでご覧ください」と、水谷は相棒ファンに呼び掛けた。