恩師・水道橋博士を相手に、スージー鈴木大いに語る!ブルーハーツ、クイーン、小沢健二、ヤングタウン、そして渋谷陽一、ロッキング・オンのこと
水道橋博士と原カントくんによるBS12 トゥエルビ金曜深夜のカルチャートーク番組「BOOKSTAND.TV」(毎週金曜深夜2:30-3:00)。10月9日(金)放送には同局の音楽トーク番組「ザ・カセットテープ・ミュージック」で活躍中の音楽評論家・スージー鈴木が登場。自身の音楽体験を題材とした私小説「恋するラジオ」を発表したスージー鈴木が、水道橋博士とともに、50代男性にはたまらないトークを繰り広げる。
これまで「1979年の歌謡曲」「サザンオールスターズ1978-1985」「いとしのベースボール・ミュージック 野球×音楽の素晴らしき世界」など数々の著作を送り出してきたスージー鈴木。書籍のことをしっかりと語る、今では希少なタイプとなった番組「BOOKSTAND.TV」に、初めての小説「恋するラジオ」(英字タイトル:Turn on the radio)を引っ提げてやって来る。
水道橋博士は、スージー鈴木のことを「身内みたいなもの」と語る。というのも、「恋するラジオ」は、博士が主宰するオンラインマガジン「水道橋博士のメルマ旬報」での連載を書籍化したものだからだ。
「これは一つのアルバムを出したといってもいいんじゃないですか」とスージーに投げ掛ける博士。音楽体験を小説にした内容を「連載の時はシングルを聴いているような感覚だった。本にすると、まさにアルバムなんですよね」と言い表す。
スージーが「9割5分実話です」と明かすこの作品を、博士は激賞。「博士にそう言われて、本当に光栄の至り、極みです」とスージーは照れながらも喜びを口にする。
水道橋博士とスージー鈴木とは、4歳違いの同世代。「恋するラジオ」が描く世界やキャラクターの抱く感情、登場するアイテム、そのすべては二人が同時代に体験していたものだ。
「出てくる音楽や出来事はほぼシンクロするんですよ。『俺が聴いたあの曲か』みたいなね。上京する物語もそうだし、子どもや両親のことも、小説が描いているテーマが、共通してる」と博士は言う。
その言葉通り、番組のトークは、スージー&博士がかつて体験した事象を大いに語り合う内容となる。
トークテーマに登場するのは、ザ・ブルーハーツ(THE BLUE HEARTS)、MBSヤングタウン、クイーン、渋谷陽一、ロッキング・オン(rockin’on)、いとうせいこう、小沢健二…といったアーティストや雑誌、番組。二人は少年時代、学生時代の思い出を飲み屋で語らうかのように、楽しそうにそれぞれの体験を披露していく。
スージー鈴木はまた、おすすめの本として、「音楽が終わった後に」など渋谷陽一の著書を多数紹介。それらを「人生を変えた本」と言い切り、影響を強く受けたことを語る。水道橋博士もそのすべてを読んでおり、雑誌「ロッキング・オン」に投稿した過去まで明かす。
この夜の「BOOKSTAND.TV」は、スージー鈴木の私小説「恋するラジオ」をきっかけに、50代男が、かつてまぶしく見つめて憧れていた数々の対象に思いをはせる番組となる。
毎週金曜深夜2:30-3:00
BS12 トゥエルビにて放送
出演:水道橋博士、原カントくん
ナレーター:工藤遥
ゲスト
10月9日(金)/スージー鈴木(音楽評論家)
10月16日(金)/劔樹人(ベーシスト・漫画家)
10月23日(金)/マライ・メントライン(「職業はドイツ人」)
10月30日(金)/髭男爵・山田ルイ53世(芸人・著作家)