<エール>薬師丸ひろ子の“歌声”に視聴者「沁みた…」戦争を真正面から描いた3日間
薬師丸ひろ子の歌声に「圧巻」の声
裕一が戦意高揚のための曲を書いて売れっ子になる――そんな描かれ方で始まった「エール」の戦争パート。終戦までの3回(第88、89、90回)は主人公が慰問に行くことでビルマ・インパールでの戦地の様子も描き、GReeeeNのオープニング曲が流れるタイトルバックもカット。近年まれに見る踏み込んだ戦争描写に、視聴者からはショックの声も上がった。
制作陣の覚悟も感じさせる一連の描写を締めくくったのは、光子が静かに歌う讃美歌の調べだった。
穏やかな表情で、これまでの日々を回想しながら独唱した光子。視聴者からは「薬師丸ひろ子さんの歌声が心にしみる朝だった」「歌声を聴いて自然と涙があふれた」「圧巻。素晴らしい女優さん」「薬師丸ひろ子さんのすごみを感じた」といった声が上がった。
自責の念から、作曲をやめてしまった裕一。だが第90回後半では、のちに裕一とのコンビで名ドラマや名舞台を作り上げていく劇作家・池田二郎(北村有起哉)が初登場。ここから「エール」の物語は“戦後”を描いていく。