「自分たちの原点だと思う」千原兄弟が伝説の人気番組に感謝!
'95年から約2年半にわたって放送され、関西で絶大な人気を博した「すんげー!Best10」が、14年ぶりに1日限りで復活することになり、司会の千原兄弟が番組収録後に囲み会見に応じた。
「すんげー!Best10」は、当時、心斎橋筋2丁目劇場で活躍していた元ジャリズムのオモロー山下や桂三度、中川家、たむらけんじ、ケンドーコバヤシなどの吉本の若手芸人たちが、コンビやピン、ユニットで毎週新ネタを披露。さまざまな番組オリジナルユニット「将軍」「メガネ部」「うまい愛好会」などが誕生し、人気を獲得。出演メンバーを一気にメジャーに押し上げた。さらに、ネタは観客の投票でランキングが決定し、その上位だけが放送されるという画期的なシステムも注目を浴びた。
千原せいじは収録の感想を「あっという間で、みんなも楽しそうで。(舞台に)出てる時よりも、みんなが楽屋や袖で準備してる時の空気感とかが物凄い懐かしくて。大変楽しくやらせてもらいました」と笑顔で語り、ジュニアも「当時のセットでしたから、モニターをパッと見たら『こんな映像やったな』と思い出しましたね。当時のメンバーが一堂に会するのは、機会を与えていただかないとなかなかできないのでね。当時やってたネタをやるんじゃなくて、今回のために用意するっていうことが非常に意義があったと思うし、いい収録だったと思います」と感慨深げに振り返った。
また、番組復活を待ち望んでいた声も多く、「年に1回」というリクエストもあったことに関しては、ジュニアは「メンバーからも声が上がって、そういうことになればもちろんやらせてもらいますよ」とニヤリ。
さらに、「二人にとっての『すんげー!Best10』とは?」との質問には、ジュニアは「『あれ見てました』とか今だに言われる、唯一の番組ですね。今は色々トーク番組もやらしてもらってますけど、その原点は『すんげー!』で二人でしゃべってた、というのがあるから。20歳ぐらいの芸人に、フリーで毎回15分ぐらいしゃべらすっていうのは、今だとなかなか考えられないですよね。原点はそこにあるなって感じてます」としみじみ。一方、せいじも「番組復活が決まってから、『また、やるんですね』と周りからよく声を掛けられて。それで、『原点やったんやな』って今回あらためて感じました」と思いを明かした。
11月3日(木・祝)の放送では、山下、三度、中川家、たむら、コバヤシのほか、メッセンジャー・あいはら、陣内智則、サバンナ、しましまんず・池山心、水玉れっぷう隊、ザ・プラン9(なだぎ武、お~い!久馬)、後藤秀樹、海原やすよともこ、テンダラー、村越周司、ハリウッドザコシショウ、シャンプーハット、野性爆弾が、新ネタのユニットコントを披露。全10本のコントの中から、観客の投票でランキングを決定し、最下位になったコントは放送されないルール。
当時からよくユニットを組んでいたという、なだぎと中川家の飛行機の機内を舞台にしたコントや、お~い!久馬、陣内、中川家・礼二、サバンナ・高橋茂雄は、安定感抜群のユニットコントなどが披露される中、14年前の懐かしいユニットコント、山下(当時・ジャリズム)とたむら(当時・LaLaLa)による「ベタベタ同好会」、ハリウッドザコシショウ(当時・G★MENS)とコバヤシによる「ザコバ」も登場し、客席からは拍手も巻き起こった。
また、今はもう見ることができない秘蔵映像や爆笑必至のネタも大公開されるほか、観客の審査で選ばれた5upよしもと所属の若手芸人のコントベスト5のネタをジュニア、たむら、三度、陣内、コバヤシがスタジオでチェックする「すんげー!5up」も。若手のネタに一同は、「あんな子が当時おったら取り合いやろ」や「続きがみてみたい」など高く評価した。
11月3日(木・祝)昼3.55-5.54 ABCテレビにて放送
司会:千原兄弟
出演:桂三度、オモロー山下、メッセンジャー・あいはら、陣内智則、中川家、たむらけんじ、ケンドーコバヤシ、サバンナ、しましまんず・池山心、水玉れっぷう隊、ザ・プラン9(なだぎ武、お~い!久馬)、後藤秀樹、海原やすよともこ、テンダラー、村越周司、ハリウッドザコシショウ、
シャンプーハット、野性爆弾、5upメンバー