「憧れは山田孝之」横浜流星がへたれ役に挑戦!
9月29日(火)からTBSにてスタートするドラマ「JKは雪女」(※MBSでは9月27日(日)からスタート)。学園を舞台に、妖怪と高校生が巻き起こす青春ラブコメディーだ。
人間と妖怪の“交合の儀”の年である'15年、雪女家系の咲雪(玉城ティナ)は人間の志羽神社宮司の家系である志羽一族の当主・志羽波龍之介(戸塚純貴)と後継者を作ることを命じられる。だが、人間界に降りてからというもの音沙汰がない咲雪を心配した妹の小雪(平祐奈)が、咲雪が通う人間界の高校に潜入。そこで、小雪は数百年にわたって志羽家に仕える下僕の家系である安藤玲(横浜流星)に出会う。志羽家以外の人間は妖怪と交わると命を落とすという現実の中で、彼らの恋心が錯綜していく。
同作に出演する横浜流星は「烈車戦隊トッキュウジャー」('14~'15年テレビ朝日系)で注目を集めた若手俳優。ドラマの撮影を終えたばかりの横浜に、作品の見どころを直撃した。
――まずは台本を読んだときの感想を教えてください。
今までにない、すごく面白い作品になりそうだなと思いました。学園もので、妖怪もので…、いろんな要素があって、内容の濃い作品になるんじゃないかなって。
――横浜さんが演じるのは“下僕”の家系ですが…。
下僕で、へたれという設定なんです(笑)。でもすごく優しくて真っすぐな子。自分より他人を気に掛けられる優しい心を持っているので、そこに注目してほしいですね。
――今までにはなかった役ですよね。役作りはどのようにされました?
「―トッキュウジャー」にトカッチっていうへたれだけど愛される人物がいたんですが、彼を頭の片隅に置いていましたね。どこか通じるものがあるのかなって監督さんからは「安藤くんの優しいところを本当に大事にしてほしい」と言われたので、そこはすごく意識しました。
――初めての学園ドラマですが。
ずっと出たかったんです。でも、今回はいい意味でも学園ものっぽくない。妖怪も出るしアクションもあるので、普通の青春ドラマとはかけ離れている。
――アクションにも挑戦したんですか?
僕もやりました! アクションは得意なんですが、今回は“へたれ”の役なので常にぼこぼこにされているんです。最初の1話だけは普通の姿ですが、あとは常にボロボロの状態(笑)。ボロボロ加減も見てもらいたいですね。初めて特殊メークもしました。顔の半分が焼けて、もう半分が凍るというメークがあったんですが、そのメークをしたら共演者の女性たちから悲鳴が起こりました(笑)。
――アクションあり、特殊メークありで、とてもハードな撮影現場だったんですね。
今やっている舞台「武士白虎 もののふ白き虎―」の稽古をしている最中に、撮影をしていました。舞台の方はめちゃくちゃかっこいい役なんですが、こっちはへたれ(笑)。正反対の役柄だし、ドラマの撮影が終わってから夜に舞台の稽古というスケジュールでやっていたので大変でしたが、すごくやりがいがありました。
――現場の雰囲気はいかがでしたか?
すごく明るくて楽しかったです。女の子が多かったので貴重な経験でした。でも、女子トークにはなかなか混ざれなくて(笑)、戸塚くんと一緒にいることが多かったですね。芝居の話をたくさんして刺激をもらいました。僕はクールな役が多くて、今回のようなへたれな役は初めてなんですが、戸塚くんは「僕はクールな役やってみたいけど、こないんだよね」って(笑)。
――ドラマの映像はご覧になりましたか?
まだです。どんな感じになっているか全然想像がつかない…。撮影中もモニターチェックができなかったし、CGもたくさん使っているので、本当にどうなっているのかな。早く見たいです!
――見どころを教えていただけますか?
小雪の恋の葛藤だと思います。好きになってはいけない人を好きになってしまう。その心情の変化は見どころだと思います。安藤くんのへたれさや優しさ、ボコボコにやられるところもぜひ見てください!(笑)
――最後に、どんな俳優になりたいですか?
どんな役でも演じることのできる俳優になりたいです。憧れは山田孝之さん。自在にいろんな役を演じていてすごいと思います。いつか共演できたらうれしいですね。