「スペシャリスト」強し！初回17.1％の好発進

芸能一般

2016/01/15 09:51

1月14日にスタートした、SMAP・草なぎ剛主演ドラマ「スペシャリスト」(テレビ朝日系)の初回視聴率が発表され、平均17.1％を獲得したことが分かった。(ビデオリサーチ調べ、関東地区)

同作は、“土曜ワイド劇場特別企画”として'13年5月18日に初めて放送されるや、昨年12月12日の第4弾まで毎回高視聴率を獲得し、このたび満を持して連続ドラマ化された。

第1話では、いきなり宅間が東京刑務所に収監されている衝撃の姿から始まる。宅間にとって2度目の刑務所生活だが、事の発端は10カ月前にさかのぼる。

京都府警特別捜査係の解散と同時に警視庁にやって来た宅間は、名前も付いていない“ある部署”に配属されることに。

宅間の能力を最大限に生かすためのその部署に、発足後間もなく、刑事部総務課から我妻真里亜(夏菜)という女性刑事が転属してくる。

京都府警時代に数々の難事件を解決に導いてきた宅間に、真里亜は明らかに不信感を抱く。真里亜の戸惑いをよそに、新設部署の生みの親である滝道(吹越満)に命じられ、宅間と真里亜は名門家で起きた小説家刺殺事件の捜査に乗りだす。

内側から鍵が掛けられた部屋で首をつって自殺を図ったと思われる新宮司直兎(金藤洋司)の背中にはナイフが刺さっており、自殺なのか他殺なのか、一見判然としないが、宅間は現場に到着するやいなや“密室”“見立て”“ダイイングメッセージ”など、ミステリーの定番ネタともいえるトリックを次々と見破る。

宅間の捜査手法に翻弄(ほんろう)される真里亜だったが、事件は思わぬ方向へ。部屋の金庫から発見された生命保険証書の受取人欄には、妻の朱子(石田ひかり)ではなく執事の君原(井上順)の名が記されており、これは主人の自殺を知った君原の“他殺への偽装”だったことが分かる。

君原には病気を抱えた娘がおり、治療のための金を必要としていた。保険金を受け取るために他殺を偽装したということだったが、宅間も真里亜もこの結末に納得ができない。裏付け捜査のため、現場にいたライターの横内(遠山俊也)、弁護士の近藤(松田賢二)に会った宅間らは、意外な事実を耳にする。

その後、宅間は被疑者を殺害したとして再び“塀の中”へ戻り…というストーリーだった。

そして、1月21日(木)放送の第2話は、イヌの散歩をしていた男性が、道路工事中の穴に転落し死亡する。

捜査一課は事故死と判断するが、唯子(芦名星)らが防犯ビデオで確認すると、宅間が何者かがイヌに向かって棒を投げたことに気付く。故意に事故を仕掛けたと判断した宅間は、真里亜(夏菜)と共に、被害者が勤めていた会社に聞き込みに向かうという物語だ。

「土曜ワイド劇場特別企画」として4度放送された時より、“10カ月分”パワーアップした宅間。今後も難解な事件が登場してきそうだが、宅間の世界に一つだけのたくましい捜査手法による華々しい活躍に、大いに期待したい。