八代亜紀もビックリ!“本人”役でドリーと絡む!?
7月16日(土)より日本公開となる「ファインディング・ドリー」は、本編の中にさまざまな“笑いの仕掛け”が仕込まれている。中でも、日米の大物スターが驚きの方法で登場する“カメオ出演”に注目が集まっている。
本作では忘れん坊のドリーが唯一忘れなかった家族の思い出を探すため、ニモとマーリンと一緒に海の生物にとって禁断の「人間の世界」で大冒険を繰り広げる。そこでドリーが迷い込むのが、海洋生物研究所だ。同研究所は病気やけがをした海の生き物を保護し、併設した水族館で展示も行う保護施設。
そんな本作で重要な場所となっている海洋生物研究所のアナウンス役として、各国の有名スターが“本人役”として登場するのだが、日本語吹替版では大物歌手・八代亜紀が抜てきされた。こういった著名タレントが“本人役”として登場するのはディズニー/ピクサー史上初めてのこと。
八代は本作の日本版エンドソング「アンフォゲッタブル」を歌い、声優にも初挑戦すると発表されていたが、その役柄はこれまで明かされていなかった。今回、八代の役柄と登場シーンが解禁され、まさかの“八代亜紀本人役”で出演することが判明。
今回公開された映像は、八代の初登場シーンだ。ドリーが海の中で迷子になっていると、海上から「こんにちは」という女性の声が聞こえ、その声の主は「八代亜紀です」と名乗る。その声に「ああ、どうも、八代さん。助けてもらえない?」と答えるドリー。キャラクターが実在の有名人の名前を呼ぶことは異例中の異例で、その違和感にクスッと笑ってしまうこと必至だ。
ドリーがその「八代さん」の姿を探すうちに危険な人間の影が迫り、ボートに乗った人間たちに捕まってしまう。ドリーは迷い込んだ水族館で、家族を見つけることができるのか。離れ離れになったドリーとニモの運命は…。想像を超えた展開の本編がますます気になる映像となっている。
まさかの本人役で登場という役柄を知った八代は「アニメーションで八代亜紀役の出演は初めてでした。八代さん!とドリーが言うせりふにはビックリしましたね」と、ドリーとの“共演”を喜んだ。
さらに、ドリーが自分の名前を呼ぶことについて「ドリーのせりふを聞いてとても面白いなって思いました。何か不思議な感じでしたね。これからどうなるのかなとワクワクしました」と物語の重要なシーンで登場することに期待を寄せた。
「監督に『八代亜紀の“声”のまま淡々とした感じで』と言われたんです。歌ではずっと抑揚をつけるということを何十年もしていますから、抑揚がいらないと言われてとても難しかったですね」と声の表現の難しさを語った。
そんな八代の役は、字幕版では大物女優シガニー・ウィーバーが演じている。シガニー・ウィーバーと言えば世界興行収入歴代1位を獲得した「アバタ―」('09年)や「エイリアン」('79年ほか)シリーズの体を張った熱演で知られるハリウッドの大物女優だ。
シガニーは、BBCの自然ドキュメンタリー・シリーズ「プラネットアース」のアメリカ版のナレーションも担当しており、シガニーと自然の映像とのマッチングを面白いと感じたアンドリュー監督はシガニーに依頼し、本人役で登場が決定した。
「シガニーは本人役で登場することをうそだと思っていたみたいだったけど、本人役で登場したら面白いと思ったんだ」と監督は起用理由を語る。字幕版ではシガニーの声、日本語吹替版では八代の声、2人の大物スターがドリーたちとどうやって会話をするのか、見比べてみるのも面白い。
忘れん坊のドリーがただ一つ忘れられなかった“家族の思い出”と、その秘密を求めてニモやマーリンに加え、ハンクなどの新たな仲間たちと共に“人間の世界”を冒険する本作。
誰もが一度見たら“忘れない”インパクトを与えてくれるのエンターテインメント大作「ファインディング・ドリー」に、期待は高まるばかり。まずは前作「ファインディング・ニモ」を見て、ドリーへ気持ちを高まらせよう。
7月16日(土)全国ロードショー
配給:ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン
■「ファインディング・ドリー」『こんにちは。八代亜紀です』日本語吹替版、まさかの本人役で登場!~本編映像~