【試写室】「平成教育委員会」で元日から家族でお勉強!
各局で放送されているドラマやバラエティー、アニメなどを事前に完成DVDを見て、独断と偏見とジョークに満ちたレビューで番組の魅力を紹介する、Webサイト・ザテレビジョン流の「試写室」。
新年一発目は、1月1日(日)夜9時から放送の「平成教育委員会2017 お正月だよ!家族そろって初笑い!ニッポンまるわかりスペシャル!!」(フジテレビ系)を紹介する。
おっと、新年最初なのにごあいさつが遅れました。明けましておめでとうございます!
本年もゆるゆると、真面目に不真面目を追求し、しばしばジョークを…いや、概ねジョークだらけでレビューしていきますので、どうぞよろしくお願いします。もうちょっと真面目にせんかい!というツッコミは、ちょっとだけお控えください。傷ついちゃいますから。
そんな不真面目な私でも、「平成教育委員会」を見るときは自然と独り言とともに真剣にクイズに挑戦している。しかも結構な声を出して「A!」とか「B!」とか言っていることに気付かず、隣の部屋の住人から壁を蹴られることもよくある。実際このDVDを見ているときも…。
さて、'17年最初の同番組では、生徒たちが優勝を目指し、生き残りを懸けた進級テストにチャレンジする。挑むのは「最新の中学入試問題」だ。
最近の小学生が解く入試問題はかなりレベルが高いのだが、上位に入れないとすぐに落第してしまうという新年早々サバイバルなクイズバトルとなっている。
気になるスペシャルの生徒は、岡副麻希、岡田結実、ガタルカナル・タカ、加藤一二三、岸博幸、鬼龍院翔、小島瑠璃子、澤部佑(ハライチ)、新川優愛、関根勤、出川哲朗、中川翔子、中村橋之助、ビートきよし、堀田茜、松井玲奈(50音順)。先生はもちろん北野武(ビートたけし)、助手は高島彩が務める。
ちなみにどんな問題が出るのかというと、例えば“清少納言”などの言葉は、どこで切れるのかを当てる「どこ切る単語」や、今普通に使われている言葉がどの職業が語源の言葉なのかを当てる「プロフェッショナル語源」、2020年東京オリンピック関連のクイズなどなど。
飽きさせない問題構成が素晴らしく、これなら勉強が嫌いな人でも参加しやすい。
個人的には「どこ切る単語」がハマった。言いまつがいではないが、清・少納言なのか清少・納言なのか、はたまた清少納・言なのか…どこで切れるのか分からない言葉は多い。
ちなみに漢字だけでなく、カナカナ言葉も出てくるので、ワンパターンにならず楽しめる。個人的には「キリマンジャロ」の切り方にビックリした。答えは北野先生に聞こう。
あとは、「プロフェッショナル語源」の参考映像として出川哲朗の職人芸を使う心憎い(?)演出や、ある問題における正解の実演VTRに元有名スポーツ選手が登場したり、人気芸能人が出てきたり、さすがはお正月。細かいところまで豪華だ。
そして、豪華といえば、何と言っても1次テストを突破した生徒たちがありつける「給食」だろう。さすがは25年の歴史を誇る人気番組。
というより、これはもはや給食のレベルをはるかに超えているでしょ…うらやましい。さながら、星野光子の“三ツ星の給食”でもなければあんなの食えませんよ。料理はもちろん、給食リポーターとして出演するずん・飯尾和樹の小ボケと北野先生の“食リポ”も見どころだ。
注目生徒は、前半戦で大活躍するゴールデンボンバー・鬼龍院翔。全く女々しくないクイズの解答っぷりで、「今年も運だけで食っていけそう」と大喜び。あとは、美人タレント軍団からも活躍者が! 実は答えが分かっていないのに正解するミラクルを起こす生徒もいるので、そのあたりもオンエアで確認してほしい。
この番組のいいところは、やっぱり安心して家族で楽しめるところ。
誰でも気軽に参加できる選択式の問題が多く、例えばお正月に久々に帰った実家で、親と話すのも照れくさい人が、一緒に見てクイズに挑戦して一喜一憂したり、番組を見ながら離れて暮らす家族とメールで答えを送り合ったり、多様化する家族の形にも見事に対応している。
家族以外でも、この番組で得た知識をひけらかして異性に一目置かれるのも手か?(※良い子はまねしてはいけません)
かくいう私も小さいころ家族でこの番組を見ながらクイズに挑戦していたが、全然正解できずに悔しい思いをしてきた…が、ふっ。今回は一度全部見ているから、誰にも負けないぜ!
はい。それはカンニングですね。こういう行為も良い子は絶対まねしちゃいけませんよ!
何はともあれ、本年もどうぞよろしくお願いいたします。
1月1日(日)夜9:00-11:30
フジテレビ系で放送