クミコのSNS
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エターナルな湯川さん。
永遠に輝く歌を作る。それは、言葉以上に大変なことだ。砂に隠れたダイアモンド一粒を見つけるような。日頃なにかとお世話にな…
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楽しい女子会
ずいぶん前から予定していた女子会があった。もちろん女子といっても、みんな立派な中高年三人。全員、シャンソンの同業者だが…
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「疲れちゃった」
とうとう父親が発熱したと、ホームからの電話。やっぱり。これが老人施設の怖さだ。なんせ誰もが免疫力の低下した老人。一人が…
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一人で深い息をする。
子供の一年と老人の一年は似ているような気がする。一年前と一年後がえらく違う。母親の入浴(といってもシャワーだが)を手伝…
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またコロナかあ。
父親のホームから連絡が。コロナと診断された入居者が出たとのこと。電話口のスタッフの女性の声が沈んでいる。あの悪夢のよう…
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いい加減は良い加減
ずいぶんと久しぶりのコロムビアマンスリーライブを終え、そこから移動してリハーサルに行く。来月にBS朝日で放送される「ニ…
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先輩がたの熱を浴びる。
フォークソング、と大雑把にくくられるジャンルの先輩がたのMC(舞台上のおしゃべり)は、本当に面白い。年齢は私よりちょっ…
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母、ヤモリに出会う。
ヤモリと出会ったことは、先日ここでも。で、母親と遭遇しないことを祈っているということも書いた。が。やはり遭遇は避けられ…
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大阪城ホールで。
大阪城ホールは大きかった。ここでは随分前に一回舞台に立ったことがある。テレビ番組の収録だったと思う。歌ったのが淡谷のり…
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支配する匂い。
大阪にいる。昨日は夕方の新幹線に、弁当を買って乗り込んだ。大阪着の便は、その時間でもけっこうな混雑。弁当を開け、いざ食…
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ヤモリと出会う。
母親の家でヤモリと出会った。掃除をしていると、ドアの後ろあたりに白いちっちゃいモノが見える。あんまりちっちゃくて、あん…
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裸のココロ
母親の入浴の手伝いは、だんだん上手くなってきた。もともと湯槽に浸かりたいという人ではなかったことはラッキーだった。湯槽…
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みんな枯れていくのかなあ。
あれと思ったら、自室から見えるマンション一階の庭、あちこちで木が枯れている。ここに引っ越してきてから二十年も経つが、ず…
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トラちゃんの目。
朝ドラ「虎に翼」が、とてもいい。いいなあと思うのは、まずタイトルバック。ここで出てくる主人公の目のアップがいい。イラス…
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ヒメジョオンっていったっけ。
やっとゴールデンウィークが終わった。昨日あたりは、心が絶不調で、そういう時こそ微笑んでいなきゃと思う。が、どうもうまく…
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永遠に輝く歌を作る。それは、言葉以上に大変なことだ。砂に隠れたダイアモンド一粒を見つけるような。日頃なにかとお世話になっている、そして尊敬する湯川れい子さんが、エターナルソングの活動をされている。88歳になられる(ご本人が公言されているので)湯川さんは、たいていの人の思う88歳ではない。春先、ちょっと体調を崩されたが、昨日など、まさに光り輝くようで、目を見張った。やっぱり簡単なことじゃあないわよねえと、おっしゃりながらも、道をずんずん進んでいかれる気力に、ヘナヘナの私などは、目まいがしてしまう。いや、目まいなどしていてはいかんのだ、レコーディングなのだと、こちらもありったけの気力を寄せ集めマイ続きをみる
『著作権保護のため、記事の一部のみ表示されております。』
ずいぶん前から予定していた女子会があった。もちろん女子といっても、みんな立派な中高年三人。全員、シャンソンの同業者だが、こういう飲み会は初めて。どうなることやらと思ったが、思った以上に楽しく、お店の開店から閉店近くまで、わしゃわしゃと話し、飲む。最近は、話す人が母親だけという日もあって、話すことなど実際のところほとんどない。ずっと介護に明け暮れる子供が、精神的に参ってしまうのは、こういうことが多いせいもあるだろうと思う。何人かでの介護ならまだしも、一人ではどうにもならない。何回も同じことを辛抱強く聞くのにも、限界がある。親に悲しい思いをさせたくないので、いろんな感情を封印する。心の中に、カチコチの感情の石ができてしまう。続きをみる
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とうとう父親が発熱したと、ホームからの電話。やっぱり。これが老人施設の怖さだ。なんせ誰もが免疫力の低下した老人。一人がかかれば、その火の収まるまで時間がかかる。思えば、検温、手の消毒手洗い、面会時間の規制が撤廃されたのが、去年の五月。コロナ5類への移行時だった。でも、ウィルスに5類も2類もなく、あるのは、人それぞれの体の事情だ。「疲れちゃった」と、昨夜父親が自室の外の廊下でへたり込んでいるのが見つけられたそうで。最近はこの「疲れちゃった」が、多くな続きをみる
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子供の一年と老人の一年は似ているような気がする。一年前と一年後がえらく違う。母親の入浴(といってもシャワーだが)を手伝いながら、少しずつ、でも、確実に変化しているのを感じる。そして、手伝う自分も変化しているのを感じる。誰も逃れることはできない時の流れ。バスタブの端っこに腰掛け、ふうと腰を伸ばし息をつく。それから体制を立て直し、また介助に入る。まさ続きをみる
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父親のホームから連絡が。コロナと診断された入居者が出たとのこと。電話口のスタッフの女性の声が沈んでいる。あの悪夢のような日々が蘇っているのだ。もちろん私も。コロナは、まったくなくなってはいない。時々、かかっちゃったという話も聞く。今は平気で公表できるけれど、声を潜めるようにしていた時期も、そんなに遠いことではない。なので、面会はできなくなった。一週間も会わずにいると、父が寂しがっているのではという危惧は、以前と比べれば少なくなった。父親にとっては、「今その時」しかなく、この傾向はどんどん大きくなっているので、逆に娘の心の負担は続きをみる
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ずいぶんと久しぶりのコロムビアマンスリーライブを終え、そこから移動してリハーサルに行く。来月にBS朝日で放送される「ニッポン・シャンソン」という特別番組のためのもの。出演される方々は、俳優さんもいらして、様々な活動をされている方が多く、でも、シャンソン愛をお持ちのかたばかり。シャンソンは絶滅危惧種などと失礼なことを言っている私は、いやいや、これだけそれぞれの人生に関われる音楽なんだと、なんだか感動してしまった。襟をただして収録に臨まねばと思う。にしても、最近の脚の疲れ方はどうだ。ハイヒールを履いて歌うことも、そろそろ限界を迎えようとしているのかもしれない。歌う時だけで、続きをみる
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フォークソング、と大雑把にくくられるジャンルの先輩がたのMC(舞台上のおしゃべり)は、本当に面白い。年齢は私よりちょっと上の、団塊の世代のかたが多いが、世の荒波を、歌を武器に生きてこられたのだなあと、そしてそれを笑いに変えていく術は、まったく見事だと思う。シンガーソングライターでもある先輩方は、なんせ気の遠くなるようなナマのステージを続けられている。そこで培われたスキルは、もう千手観音のようにあらゆる方向に対応する。もちろん良いことばかりではなく、修羅場の日々も。それを笑いに変えるのは、自分を客観的に見られるからで、それは自身を救うことにもなるだろう。先日の大阪でも、そうした先輩方。そして昨日は、テレビ収録で加藤登紀子さんとご一緒した。十歳違いの登紀子さんは、言葉がとめどなく溢れるのを収めきれないような熱を持つ。その熱は「伝えた続きをみる
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ヤモリと出会ったことは、先日ここでも。で、母親と遭遇しないことを祈っているということも書いた。が。やはり遭遇は避けられなかった。昨日、母親をお風呂場に連れて行こうとしていると。「昨日、大変だったのよお、いたのよお」いたのは、もちろんヤモリだ。「それ、ヤモリだよ、家を守るからヤモリ」そう言っても、気持ち悪い気持ち悪いの一点張り。どうやら、母親はヨタヨタ廊下を壁づたいに歩いていて、端っこにじっと避難していたヤモリ君を踏んづけたらしい。ひゃあ、もうびっくりして、どうしようかと思った。まあ、とりあえずひっくり返らなくて何よりではあった。ヤモリを踏んづけて転倒など、シャレにならない。にしても、ヤモリ君が気の毒でならない。避けてくれると思っていたら、踏まれるとは。幸いぴぴぴと逃げたらしいから良かったし、おそらくトカゲのように、どこかがダメになっても修復能力があるだ続きをみる
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大阪城ホールは大きかった。ここでは随分前に一回舞台に立ったことがある。テレビ番組の収録だったと思う。歌ったのが淡谷のり子さんの歌で「別れのブルース」だった気がする。それも、楽器が二つか三つ。良い経験をした。母の日を特別に思うこともなかったが、昨日は「母に感謝のコンサート」。今回で18回になるという。初めてお声がけいただいたのが、ちょうどコロナの始まりの年。日本中から笑い声の消えた頃。当然、延期そして中止。ご縁がなかったのだと思っていたら、今回参加できた。森山さん、こうせつさん、秋川さん、由紀さん安田さん姉妹、小椋さん、シークレットゲストに堀内さん、そして初参加の芳雄さんと私。徹子さんは、今回ビデオ参加されていた。多勢の合唱団もおられ、毎回満席の人気コンサートは、熱気溢れるものだった。伴奏メンバーも続きをみる
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大阪にいる。昨日は夕方の新幹線に、弁当を買って乗り込んだ。大阪着の便は、その時間でもけっこうな混雑。弁当を開け、いざ食べようとすると、強い匂い。柔軟剤系か、香水系か判然としないが、どちらにしても「香り」というより「匂い」。困るのはこの持続性だ。私は、呼吸困難などのアレルギーがないからいいが、今はこういった苦しみを持つ人が増えている。逃げ場のない場所での、匂いは、本当に死活問題だ。思わずSNSでつぶやくと、その後驚くほど多くの投稿が寄せられた。この数年、洗濯洗剤や柔軟剤の匂いが激烈になってきたせいで、辛い思いをしている人がどんどん増えている証だ。香水なら時間と共続きをみる
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母親の家でヤモリと出会った。掃除をしていると、ドアの後ろあたりに白いちっちゃいモノが見える。あんまりちっちゃくて、あんまり白くて、あんまり目が黒く大きくて、それがなんだか一瞬わからなかった。お前、だれ?と聞いてみる。いや、そいつだって自分が何者であるか知らないだろう。ただ、災難が早く去るのを待っているのだろう。クモに出会った時には、必ず捕まえて逃す習慣のある私は、クモとはサイズが違うのに困った。クモは透明なグラスかコップで捕まえ外に逃す。でも、この白いヒョロリとした生き物は、どうやって捕まえたらいいだろう、と迷っているうち、どこかに消えてしまった。あれはヤモリはイモリか。さっそく調べると、ヤモリは爬虫類、イモリは両生類とあって、お腹が赤いのがイモリ。やっぱりヤモリだった。そし続きをみる
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母親の入浴の手伝いは、だんだん上手くなってきた。もともと湯槽に浸かりたいという人ではなかったことはラッキーだった。湯槽の手伝いは、私のような素人では難しい。介護者のかたに教えていただいた腰ベルトをしても、今でさえ、難儀するくらいだからとても無理。自分より体重の重い人をお湯から立たせるなど、いくらプロとはいえ、どれだけの負担になるのだろうと、父親のホームでお風呂担当をしてくれるスタッフには、もう感謝と尊敬でいっぱいになる。で、うちの母親はシャワーのみ。カラダ全体を泡ソープで手早く洗う。でも、あまり手早いと、それはそれでバスタイムの喜びがなくなるなあと気づき、自分でも気持ちの良いと思えるくらいの時間をかけて、あちこちにシャワーをかける。いろんな話をしながら、こうして入浴時間が過ぎる。その前までちょっと気まずいことがあっても、裸会続きをみる
『著作権保護のため、記事の一部のみ表示されております。』
あれと思ったら、自室から見えるマンション一階の庭、あちこちで木が枯れている。ここに引っ越してきてから二十年も経つが、ずっとそこにあった大きなクスノキも枯れてきている。一時は、適切な剪定もなかったので、その枝が私の部屋のベランダにまで届くありさまだったのが、その後、きちんとした職人さんの手で、きれいに刈り込まれた。「その樹、何の樹ですか?」コマーシャルの文句のように聞いた私に、その職人さんが「クスノキですね、樟脳ともいって、虫除けになる樹ですね、いい匂いがしますよ」と教えてくれた。その職人さんも昨年から、いなくなってしまった。そういう歳になっていたのだろう。樹は不思議なもので、可愛がってくれた人がいなくなると、だんだんに元気がなくなる。そしてやがて枯れてしまう。そんな気がしている。両親の家の鉢植えたちも続きをみる
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朝ドラ「虎に翼」が、とてもいい。いいなあと思うのは、まずタイトルバック。ここで出てくる主人公の目のアップがいい。イラストではあるが、伊藤沙莉さんの意志のある目が、ものすごくいい。ここにくると、お腹の底あたりから意地のようなフツフツとした感情が湧く。負けるもんか、とその目は言っている。闘うものだらけ、いや、すべてが敵といってもいいような時代に生きている主人公の意志と意地が見える。虎に翼、というのは「勢いのあるものがますます勢いを増すこと」らしい。こんな言葉があることさえ知ら続きをみる
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