ドラえもんのあらすじ
土手で花を摘んでいたしずかから、花の種類が少ないと聞いたドラえもんは、“どこでもドア”を取り出し、たくさんの花が咲いている山へと連れて行ってあげる。これなら部屋にいろいろな花を飾れると喜ぶしずかに、ドラえもんは“植物工作エプロン”も出してあげることに。これは未来で庭の草木や花を加工するときに使うひみつ道具で、エプロンのポケットの中に入っている道具で、草木や花を自由に加工することができるのだという。さっそく、のび太やしずかと一緒にエプロンをつけたドラえもんは、近くにある花を手に取り、ポケットから出したヘラのようなもので茎を切ってみる。
のび太が部屋で漫画を読みながらくつろいでいると、ネギを買い忘れてしまったというママからお使いを頼まれる。ママに返事をしつつも、ドラえもんに行かせようとするのび太だったが、ドラえもんも行きたくないため、二人で押し付け合いになってしまう。そこでドラえもは、電子頭脳の働きで、人の体を操り人形のように動かすことのできる“人間あやつり機”を取り出す。これを使えば、眠ったままでも漫画を読みながらでもお使いに行けるし、疲れないという。便利ではあるが、見た目があまり良くないので使いたくないと思った二人は、ちょうど昼寝をしていたパパに取り付けてみることにする。
スネ夫は、ロボットマニアのいとこに作ってもらったという“グランロボ”を自慢する。大人の背丈ほどもある、大きなグランロボのパンチ力を試したいというスネ夫とジャイアンに、実験台にされたのび太は、悔しくてたまらない。そんな中、ちょうど空を飛んでいたドラえもんに助け出されたのび太は、「自分もロボットがほしい!」と言い出す。あきれつつも、ドラえもんはしかたなく、“タイタニックロボ”のプラモデルを取り出す。15箱分のプラモデルをすべて完成させてつなげるとなんと全長10mになり、操縦席に乗りこみ、動かすことができると聞いたのび太は大喜びする。
のび太は、宿題の絵がうまく描けず、せっかく描いた絵を破ろうとする。一度は止めるドラえもんだったが、その絵をよく見たところ、あまりの下手っぷりに思わず笑い出してしまう。落ちこんだのび太は、気分転換にみんなと遊ぼうと思いつくが、だれも見当たらない。そこで、空き地で昼寝をしようとしたところ、土管にジャイアンが歌を教えるという“生徒募集”の張り紙を見つける。のび太は、ジャイアンに見つかる前に家に帰ろうとするが、家の前にはすでにジャイアンの姿が。慌ててその場を離れたのび太は、しずかの家へと向かうも、バイオリンを練習中で、次第に聞いているのがつらくなってしまう。しかたなく家に戻ると、ジャイアンに捕まってしまう。