下町ロケット 第2シリーズ(阿部寛主演)のあらすじ一覧
帝国重工のトラクター・ランドクロウは重田(古舘伊知郎)や伊丹(尾上)の下町トラクター・ダーウィンに比べて不人気だった。佃(阿部)はどちらが本当にいいトラクターなのか証明すると意気込む。一方、ランドクロウの受注が芳しくないことで、的場(神田)は思い悩む。
首相肝いりのプロジェクトで、佃(阿部寛)が技術協力する帝国重工の無人農業ロボットが、重田(古舘伊知郎)・伊丹(尾上菊之助)らの“ダーウィン”と共に実演を依頼される。佃や財前(吉川晃司)、そして帝国重工のために自身の田んぼを提供した殿村(立川談春)らはダーウィンへのリベンジに燃える。しかし、前回の対決で失態をさらした帝国重工は、圧倒的に不利な状況に追い込まれていた。
佃(阿部寛)は財前(吉川晃司)から再び「帝国重工にエンジンとトランスミッションを供給してほしい」と要求され、社員の意見がぶつかり合う。佃は大学講師のアルバイトを始めたという島津(イモトアヤコ)を訪ね、ギアゴーストに勝るトランスミッションを作りたいとチームに誘う。悩む島津の元には伊丹(尾上菊之助)も現れ、「もう一度一緒にやらないか」と誘ってくる。
アグリジャパンでのデモンストレーションで、帝国重工はアルファIを披露したが、狭い農道から脱輪し、失敗に終わる。その一部始終を見ていた的場(神田正輝)は怒りに震え、犯人捜しを始める。一方、佃(阿部寛)は財前(吉川晃司)からある相談を受けるが、相談内容に社員から賛否の声が上がる。
重田(古舘伊知郎)と伊丹(尾上菊之助)による下町トラクター、ダーウィン・プロジェクトの突然の発表に、先を越された的場(神田正輝)は財前(吉川晃司)に激怒する。一方、佃(阿部寛)はダーウィンにかつて野木(森崎博之)をだましたキーシンや取引していたヤマタニ製作所が関わっていたと知り、言葉を失う。
財前(吉川晃司)は佃(阿部寛)に、的場(神田正輝)がエンジンとトランスミッションを内製化することになったと伝え謝罪する。お役御免となった佃製作所の面々は怒りをあらわにするが、佃は財前の立場をおもんぱかる。だが財前に、佃不在の計画には乗れないと辞退した野木(森崎博之)の説得を頼まれる。
ギアゴーストとダイダロスが資本提携を結び、伊丹(尾上菊之助)に失望した島津(イモトアヤコ)は退社。佃(阿部寛)は急変した伊丹の態度に落胆するも、島津を会社に誘う。そんな中、財前(吉川晃司)が佃の元を訪れる。財前は「無人農業ロボット」の開発を考えており、それには佃の大学時代の友人で北海道農業大学の教授・野木(森崎博之)の協力が必要だという。しかし、野木は民間企業と仕事をすることに抵抗しているため、佃に説得してくれないかと頼む。一方、殿村(立川談春)は稲本(岡田浩暉)から農業法人の話を聞く。
伊丹(尾上菊之助)と島津(イモトアヤコ)は、裁判の弁護士を神谷(恵俊彰)に変更したと、末長(中村梅雀)に伝える。帰り際、島津は部屋に自分のバッグを忘れたと取りに戻る。一方、佃(阿部寛)は財前(吉川晃司)を殿村(立川談春)の水田で行われる稲刈りに誘う。佃は財前に製品が役立っていると語る。
ギアゴーストの開発情報が外部に漏れていることで、神谷(恵俊彰)は内通者がいないか疑う。社員を信じたい伊丹(尾上菊之助)は、柏田(馬場徹)が事前に情報を得ていたと知っても疑わない。そんな中、ある情報を得た神谷は島津(イモトアヤコ)に資料を渡す。それを見た佃(阿部寛)はあぜんとする。
ロケットエンジンの新型バルブシステム開発に成功した佃製作所は、最後の難関である燃焼試験に挑む。勢いに乗りたい佃(阿部寛)は、ギアゴーストのM&Aに向け神谷(恵俊彰)らと計画を練る。だが、伊丹(尾上菊之助)の社長室に置いてあった機密事項の書かれた買収意向書を、従業員が目にしてしまう。
佃(阿部寛)は水原(木下ほうか)から、ヤタガラス七号機に搭載するエンジンの新型バルブの製造を依頼される。燃焼試験まで時間がない中、要求されたコストも低く佃製作所の面々は頭を抱える。一方、トランスミッションのバルブのコンペで佃製作所を選んだギアゴーストは、特許侵害でもめていた。
池井戸潤の人気シリーズを阿部寛主演でドラマ化し、2015年に放送した続編。ロケットエンジン用バルブシステムの開発を成功させた佃(阿部)率いる佃製作所だったが、取引先の帝国重工の社長交代でロケット開発計画中止のピンチに陥る。さらに、大口取引先の農機具メーカーとの取引も削減される。