NNNドキュメント’21の放送内容一覧
東日本大震災から10年。被災当時、中学生や高校生だった少年・少女がこれまでどのように過ごしてきたのか、被災地の復興と成長を伝える。当時16歳の少年は、地震発生から9日後に救出され「奇跡の救出」と報道された。少年は、大学卒業後“語り部活動”として震災について案内をする活動を行っている。
原発事故で故郷の福島・浪江町から、新潟・柏崎に避難し、二つの場所がふるさととなった女性に密着する。女性は、避難先で夫と死別し、人との出会いを求めて飲食店を始めた。そんな中、客が交わす原発是非の議論に抱いたことを明かす。女性の波乱の人生をたどりながら、原発事故や人々が秘める思いに迫る。
熊本に住む7男3女の岸さん一家に密着。岸家は、毎日笑顔が絶えず、アイデアがいっぱいの子育てをしている。しかし、2020年は夫妻共に入院を経験するなどさまざまな困難があった。今では子供たちの多くが巣立ち、夫妻二人だけになる日も遠くない。家族や幸せとは何か、大家族の日々を追った20年を紹介する。
広島・竹原の忠海沖に浮かぶ大久野島。ウサギの楽園として知られるこの島では戦時中、日本軍の毒ガスが作られており、製造に携わった94歳の元工員が抱える苦悩と葛藤の思いを明かす。毒ガスはなぜ製造され、使われたのか。毒ガスを使用した日本軍の記録と、元兵士の肉声から毒ガスについて語られた真実に迫る。
石川・小将町中学校のOBらが校歌に込めた思いに迫る。コロナ禍の入学式で生徒が校歌を歌えなかったことに胸を痛め、生徒に校歌のCDを制作した。2カ月間の休校後再開した学校は、これまでと一変。生徒が我慢の日々を送る中、校長も音楽を通じて絆を深めることができないかと、ある催しを企画する。