ゴールデンカムイ 第四期のあらすじ
【最終回】引き続き殺人犯を追う宇佐美は、捜査のための自慰行為にふけっていた。あきれた菊田が尾形を引き合いに出すと、怒った宇佐美は彼との過去を語り始める。父の愛を確かめるため弟・勇作を手に掛けた尾形だが、尾形の父は彼のことを見向きもしなかった。杉元との戦いで重傷を負い入院中だった尾形は、そのことを嘲笑した宇佐美を殴打して脱走していた。苦々しい記憶を振り返りながら、宇佐美は自分たちの前に尾形が再び現れると確信する。
房太郎が客室にいる間、彼と手を組むかどうかで難色を示す杉元と、提案に乗ることに前向きな白石で意見が分かれる。だが杉元の荷物を見て自分が標的だと気付いた房太郎は、戻るなり二人を始末しようとする。だが、アシ(リ)パがそれを防ぎ、杉元と房太郎は再び戦闘状態に。木の枝にぶつかって川に落下したあとも戦いは続き、房太郎は杉元を川底に引きずり込む。
土方と鶴見中尉の両陣営が札幌で起きた殺人事件を調べている頃、杉元たちは空知川流域にあるアイヌコタンを訪れていた。そこで変な入れ墨をした男を見たとの情報を入手し、一行は目撃場所の歌志内へと向かう。しかし聞き込みの末に見つけたのは顔中に入れ墨を入れた男で、杉元たちは脱獄囚でないと判断する。別れ際にアシ(リ)パが脱獄囚しか知り得ない内容の言葉をその男が発したのを耳にするも、一行は男の姿を見失ってしまう。
大泊で杉元たちと行動を共することができなかった谷垣は、鶴見中尉からインカ(ラ)マッが自分の子を宿していると知らされ、解放する代わりにアシ(リ)パを連れ戻すよう命じられていた。だが北海道に戻った谷垣は、インカ(ラ)マッとこれから生まれてくる子のそばにいる道を選択する。彼女が入院している病院を突き止め、ついに2人は再会を果たすが、そこに見張り役の月島が現れて鶴見中尉の命令をほごにした谷垣に銃口を突き付ける。
平太の死で杉元たちの砂金掘りは頓挫する。だが、平太が持っていた砂金の標本から金塊の産地となった川に脱獄囚の海賊房太郎がいると分かり、次の標的に定める。同じ頃、土方の元には樺太で杉元たちの前から姿を消した尾形が現れる。尾形は土方に、網走監獄潜入後の出来事に加えてソフィアの存在とアシ(リ)パが暗号を解く鍵を思い出したことを報告する。そんな中、札幌で脱獄囚の犯行と思われる連続娼婦殺人事件が発生する。