魔法少女マジカルデストロイヤーズのあらすじ一覧
SSC本拠地の最深部で見つかったSHOBONの手帳には、スレイヤーと死闘を繰り広げるアナーキーたちに迫る重大な危機が記されており、それは同時にこの戦いの真相へとつながるものだった。オタクを憎悪し、根絶をたくらんだSHOBONの意図が、その過去とともに明かされる。全ての終わりを食い止め、ふさがれた未来を変えるべく、オタクヒーローは無人の東京の街を疾走する。
ついに現れたSSC四天王最後の一人・スレイヤーは、“お兄ちゃん”とひまわりを一撃でほふる圧倒的な力を見せつける。最後通告を受け、意気消沈するオタクたちを鼓舞しながら、オタクヒーローとアナーキーたちは互いの覚悟を確かめ、勝利を誓い合う。革命軍はSSCの本拠地へと進撃を開始し、魔法少女はアキバで宿敵・スレイヤーを迎え撃つ。
アキバへと急ぐオタクヒーローたちの前に、SSC四天王・アダムとイブが立ちはだかる。彼らの作り出す電脳空間にのみ込まれ、ブルーとピンクは捕まり、アナーキーは変身を封じられてしまう。世界をゲームの力で制しようともくろんだアダムの操る“究極のチート”に、なすすべのないオタクヒーロー。絶体絶命に思われたその時、彼のオタクとしての本能と正義がさく裂する。
オタクヒーローたちが中野保管庫を襲撃するさなか、アキバ解放区はSSCの総攻撃を受けていた。リーダーと魔法少女が不在の中、革命軍たち必死の抗戦を続ける。革命軍の危機を知りアキバへ急行するオタクヒーローの脳裏に、アナーキー・ブルー・ピンクとの過去がよぎる。そして雪のクリスマスイブに現れた少女たちとの絆、そして敵“SHOBON”との因縁の出会いが交錯する。
魔法少女の能力を強化するクスリを求めてアキバを抜け出したオタクヒーローたちは、今もオタク狩りが続く敵地・渋谷へとたどり着く。怪しい外国人・マーカスの手引きで出会った老調合師は、クスリと引き換えにある条件を出す。幻の“美少女フィギュア”を求め、オタクヒーローと魔法少女たちは“SSC”の拠点で革命の始まりの場所“中野サンプラザ”へと向かう。
姿を現した“SSC四天王”の一人・スレイヤーに対し、アナーキーは複雑な感情を抱く。一方、愛してやまない“強合金ロボ”の修理に奔走するオタクヒーローは、それを神田川に落としてしまう。そこへ“万世橋オタクコミューン”名乗る中年男らが現れる。革命軍をなぜか忌み嫌う“オールドオタク”たちと、神田の川面で“オタクとは何か”を賭けた世代間闘争の幕が上がる。
ブルーの奪還に成功したオタクヒーローとアナーキーは、謎の小動物・狂太郎と共に最後の魔法少女ピンクのゆくえを追う。“好きなものを好きなだけ好きでいられる世界”を取り戻そうと共闘を呼び掛けるが、怪しげな空間で踊り狂うオタサーの姫と化したピンクはかたくなに拒否をする。覚悟を試され、カプセルを口にするアナーキーとブルー。それは極彩色の脳内世界への入口だった。
あらゆるオタク文化が排除された2011年の日本。アキバに立てこもり、圧政に抵抗するオタク革命軍の若きリーダー・オタクヒーローは、革命への熱を失いかけていた。秩序維持組織“SSC”による総攻撃に、彼を慕う魔法少女“アナーキー”の命がけの訴えがアキバの空を燃やす。捕らわれた魔法少女“ブルー”を奪還すべく、革命軍は監獄要塞“ビッグサイト”への襲撃を敢行する。