黒木華、「凪のお暇」で主演女優賞『なるべく自分のできる限り素直に演じました』<東京ドラマアウォード>
国際ドラマフェスティバル in TOKYO 2020のメインイベントである「東京ドラマアウォード2020」は、作品の質の高さだけでなく、“市場性”“商業性”にスポットをあて、“世界に見せたい日本のドラマ”というコンセプトのもと、世界水準で海外に売れる可能性が高い優秀なテレビドラマを表彰する。
イベントには黒木、多部の他、生田斗真、佐藤健、伊藤沙莉、中村勘九郎、吉田羊、大泉洋、Official髭男dismらも登壇。石坂浩二が司会を務めた。
黒木が主演を務めた「凪のお暇」は、仕事も恋もすべて捨て突然失踪した28歳・元OLの凪(黒木)が、追い掛けてくる元恋人・慎二(高橋一生)と自由なゴン(中村倫也)ら新しく出会う人たちを巻き込んで人生をリセットするストーリー。
黒木は、同ドラマで個人賞・主演女優賞も受賞。石坂から演技を絶賛された黒木は感謝し、「(演じた)凪ちゃんの成長がテーマだったので、なるべく自分のできる限り素直に演じました」と振り返り、「共演者の皆さんが(演技)達者な方と言いますか、すごくやりやすく作ってくださったので、それがすごく幸せでしたね」と笑顔で語った。
多部主演の「これは経費で落ちません!」は、せっけんメーカーの経理部に勤める森若沙名子(多部)が、回ってくる領収書や請求書などから、怪しい事実や訳ありの人間模様を見つけ出し、小ずるい社員らに立ち向かう姿を描いた。
「これは経費で落ちません!」の作品賞・連続ドラマ部門優秀賞の表彰でステージに登壇した多部は、石坂から「誠実な役を演じるのはなかなか難しけど、誠実さが光ってた」と感想を言われ、「ありがとうございます」と照れ笑い。
また、撮影中のことを「すごく楽しかった思い出しかないです」と振り返り、「経理は地味でパッとした職業ではないと思われがちですが、会社では大事な部分。そこを描けたのは良かったです」と思いを口にした。