――初ドラマということで緊張していたと思いますが、皆さんいい表情をしていますね。どうやって引き出したんですか?
気付いたら撮っているという感じ。こういう連載をしているので撮らせてくださいと事前に関係各所にお願いして了解を得られたので、いつも現場でカメラを持ち歩いているんです。マネジャーさんたちも「全然いいですよ〜。こちらこそありがとうございます」という感じで、もちろん彼女たちも知っているので、「写真撮りたいから校内歩こうぜ〜」と誘って、歩きながら撮影していきました。
――とても打ち解けているように感じますが、クランクインからだいぶ経ってから撮ったんですか?
いえ、打ち解けるのが早かったんです。インから1週間もしたら、みんな普通に話してくれるようになって。同級生役なのでタメ口にしてもらっているんですけど、僕は24歳だから15歳の子とは9歳差。やっぱり最初は硬かったので、「どうにかせなアカンな」と思って、最初はみんなが接しやすいようにと意識しました。
――クラスメートのなかで一番年上ですもんね。
そうなんです。だから、どうすればみんなが現場にいやすいか、どうすれば引っ張っていけるかということを考えながらやっていました。自分が年長者の立場になる現場はなかったので、そういう経験は初めてでした。でも、みんな、すごい成長が早くて! もう今じゃ、僕がやることは何もないです(笑)。
――演じる野島啓介は、気になるキャラクターだなと思いました。
“ノジ”は、第1〜2週はあまりフォーカスされないので、最初はどんな役なんだろうなと思っていたんですけど、徐々にこんなに活躍するんだと驚きました。スタッフさんに「ノジは影の主役だから」と言われて、うそだ〜と思っていたんですけど、結構出てくるので頑張んなきゃ!って。
――そういえば、このドラマって“月〜木ドラマ”なんですよね!
そうなんです。月〜木曜日、毎日15分の朝ドラみたいな形式で、1週間でちょうど1時間になるんですよ。1週が1話と考えてもらうとわかりやすいと思います。
――では、撮影の大変さは1時間のドラマを撮るのと変わらない?
僕らは変わらないです。大変なのは編集さん。編集が細かく分かれているし、タイトルバックも毎週違うので、めっちゃ大変だと思います。
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