吉谷彩子と石井杏奈がダブル主演を務めるParaviオリジナルドラマ「悪魔はそこに居る」の第8話が配信された。第8話では美園(石井)が、本当は詩のように努力して認められたかったのにそれができず、詩への憎しみを募らせていった様子が描かれた。さらに8話の後半では、ある事故をきっかけに美園は詩を失う展開となった。(以下、ネタバレを含みます)
ドラマ「悪魔はそこに居る」あらすじ
本作は、小説投稿サイト「エブリスタ」で人気を博し、電子コミック配信サービス「めちゃコミック」でコミカライズもされた、累計100万DLを突破した話題作をドラマ化。
主人公の今西詩(吉谷)と九条美園(石井)は、いとこ同士で子どもの頃から一緒に育った、家族でもあり親友のような存在。美園は外見だけでなく中身も「かわいい」という言葉がぴったりで、ちょっとわがままだが甘え上手。一方、詩は居酒屋でアルバイトをしながら、フリーライターを目指す努力家だが、意地っ張りで素直に感情を表すことが苦手。性格は対照的だが、詩は「美園みたいになれたらどんなに楽しいだろう…」と何度も心の中で願っていた。
そんなある日、詩は美園の裏の顔を知る。美園は巧妙な嘘をついて周囲の心を操り、詩の家族、友人、恋人までをも奪っていた。絶望した詩は美園への復讐を誓うが、美園には幼少期から詩を恨む理由があった…。
詩のように努力して認められたかった美園
第7話では、美園は詩に、貴人(和田雅成)の浮気やストーカー事件、SNSでの誹謗中傷など全て自分が仕組んだことだとついに明かした。
詩は、子どもの頃自分が引き起こした事故で美園に怪我をさせてしまい「美園のためだけに生きる」と約束した。そんな詩が自分から離れていくことは、美園にとって裏切りだったのだ。
美園が努力家の詩を嫌うようになったのは、幼少期のある出来事に原因があった。小学生の頃、美園は母親の献金で実力が伴わないにもかかわらず塾の特進クラスへ入ることに。そんな親や教師の姿を見た美園は、努力ではなく弱みにつけこむことで人はどうにでもなると悟った。「努力させてもらえないなら、他のやり方で勝負するしかない」そう考えるようになったのだった。
しかし、献金で入ったことを知った周囲の生徒から、美園はいじめの対象になる。そのことを詩に言い出せず、みんなと仲良くやっていると話す美園に、詩は「私は美園みたいな才能、何もないからひたすら努力するしかない」「いつでも話を聞いてあげる」「私はいつでも美園の味方だから」と話す。そんな詩に、美園は心の底で本当は全部知ってて、自分を見下してるんだろうと強い憎しみを抱くようになった。
努力して認められたいのにそれができない美園と、才能がないから努力するしかないという詩。2人は子どもの頃からすれ違いながらも、互いの存在に憧れてもいたのだ。
1話無料配信中 Paraviオリジナルドラマ「悪魔はそこに居る」
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