撮影初日のシーンは舞台やライブの経験が役立った
子役経験を経て2001年に海外ドラマ「私ケイトリン」の吹き替えで声優デビューした宮野。以降、アニメ作品や洋画吹き替えで活躍。「DEATHNOTE」(2006~2007年)の夜神月役や「機動戦士ガンダム00」(2007~2009年)の刹那・F・セイエイ役で一躍注目を集めた。さらに2008年には歌手デビューも果たし、日本武道館やさいたまスーパーアリーナでワンマンライブも開催する。
俳優としては、劇団☆新感線「髑髏城の七人」Season月≪下弦の月≫(2018年)の主演・捨之介役を務めた他、ミュージカルや朗読劇にも積極的に出演。「らんまん」での撮影初日は逸馬が聴衆の前で弁舌をふるうシーンだったと言い、舞台やライブの経験が役立った。宮野自身、インタビューで「ステージへののぼり方、のぼった時の空気感、目線の動かし方一つとっても、こんなに自分がやってきたことが生かせる役に出会えるのは珍しいんだろうなと思うくらい、自然と沸き起こる表現があった」と振り返っている。
「おげんさんといっしょ」ではホットパンツ姿のアイドルに
歌やダンスのスキル、さらには明るいキャラクターも生かし、星野源らとともに不定期放送の音楽バラエティー「おげんさんといっしょ」(NHK総合)にもレギュラー出演。
進行を務めるおげんさんちのねずみの他、アイドル・雅マモルとしても登場し、赤バンダナにホットパンツ姿ではっちゃけたアイドルぶりを披露。2018・2019年の「NHK紅白歌合戦」では、2年連続で「おげんさんといっしょ」コラボレーション企画コーナーにも登場している。
28日に「あさイチ」に登場した際には、この「おげんさんといっしょ」の出演シーンも放送され、Twitterでも「#宮野真守」の他、「雅マモル」までトレンド入りする反響を呼んだ。
ドラマ「半沢直樹」(TBS系)で上司の黒崎(片岡愛之助)に急所を掴まれる金融庁職員・古谷を演じた2020年以降はドラマへの出演も増え、2023年は1月期ドラマ「女神の教室~リーガル青春白書~」(フジテレビ系)で心優しい検事・横溝太一を好演していた。
万太郎が逮捕されてしまう「らんまん」第5週では、宮野演じる逸馬にも大きな危機が訪れる様子。初出演の朝ドラでおおいに視聴者を沸かせる宮野、その俳優としての活躍にも注目だ。
◆ザテレビジョンドラマ部