ウソ妻・八重の前に現れた元カノ・紗智
八重はある女性に声を掛けられた。最初は誰だか分からなかったようだが、名前を名乗って「ちょっとだけ匠くんと付き合ってた」と言われたことで、匠の元カノだと気づく八重。
八重が買った夕食の食材を見て、紗智は「匠くん、好きだったもんね、めった汁。本当に結婚したんだ。仲良かったもんね、ずっと」と言って、泣きながら駆け足で去ろうとしていたが、放っておけない性格の八重は追いかけて、家に招いた。
紗智は高校一年の時から匠が好きで、ダメ元で告白をして、付き合うことができた。しかし、花火大会の日、「呼ばれちゃって、クラスのヤツに」と言って匠は紗智と離れ、八重らがいるところに向かった。
「追いかけてきてくれるかなって思ったんだけどね」と話を続ける紗智。「ごめんって一回メールが来たんだけど、私返さなく。もう一回来たら返そうと思って。でも、来なくて。学校始まってから話しかけてきたら話そうって、謝ってきたら『いいよ』って。でも、待ってて。ずっと卒業してからも」と匠への一途な思いを語った。
元カノ・紗智からの無理難題ともいえる“お願い”に八重はどう答えるのか
グランピングの記事の写真を見て、苦しくなって、じっとしてられなくて会いにきた。そう明かされた八重は「何か出来ることあるかな?私に」と手を差し伸べようとするが、「匠くんと別れてくれたらうれしい」と言われてしまう。
健斗とレミと進藤と食事をしている時、レミに「八重、タイタニック号に乗っていたとして、他人に救命ボートを譲るタイプでしょ?」と言われ、「譲るかも。でも、優しいとかじゃなくて、耐えられないというか、その後の人生。私のせいで死んじゃった人がいるんだなって、いいことがあっても喜べないというか」と答えた八重。
そんな考えを持っている八重は、紗智の話を聞いてどう思ったのか。そして、紗智のお願いにどう答えるのか。それによって匠との“ウソ婚”の展開が大きく変わりそうだ。
◆文=ザテレビジョンドラマ部