<潜入捜査官 松下洸平>警察学校を卒業した15年前から芸能界デビューまでを描いた第1話に「想像してたより100倍面白い!」の声
松下洸平ファン必見の小ネタも満載!
さらに松下は、佐藤を欺くための演技力を磨き、有力な情報を得るべく現場のスタッフともコミュニケーションを取りながら潜入捜査を続けた。よく松下は“遅咲き俳優”と言われるが、地道にキャリアを積み上げてきた彼の俳優人生がフィクションに重なっていく。
そして、ついに売れっ子俳優となった松下。物語は冒頭に戻り、彼は「ぐるぐるナインティナイン」の収録に臨んでいた。笑顔を作りながらも、心の中では「俺はあろうことか、人気が出てしまった」と嘆く。普通なら喜ぶべきことだが、彼はあくまでも潜入捜査官。目立ってしまっては、秘密裏に行動することができなくなってしまう。
しかし、芸能界に潜入してから15年、売れたことで松下に思いもよらぬチャンスが巡ってきた。主演映画が決まり、なんとその作品で佐藤と共演することが決まったのだ。
ラストでは、カルバンテのアジトと思われる場所に佐藤が現れるシーンも。台詞は一切ないが、佐藤の漂わせる只者ではない空気が作品に重厚感を与える。一方で、第1話にゲスト出演したナインティナインの岡村隆史、矢部浩之と松下が楽屋で絡むシーンでは、どこまでが台詞で、どこからがアドリブか分からない軽妙な会話が繰り広げられ、笑いを誘った。
さらに松下が自身の楽曲「ライター」の歌詞に出てくる“オレンジ色のライター”で古田のタバコに火をつけたり、デビュー当初に名乗っていた、歌いながら絵を描く「ペインティング・シンガー・ソングライター」の肩書きで自分を売り込む場面があったりと、ファンを喜ばせる小ネタも満載。まさにドラマとバラエティ、リアルとフィクション、シリアスとコミカルがバランスよく交わっていくエンターテインメント作品である。
そして、どの場面にも自然と溶け込む松下の柔軟な演技も見応えがあった。以降の4話にも期待が高まる初回の放送に、SNSでは「想像してたより100倍面白い!」「洸平くんがいかに周りに愛されているかが伝わってきて1話目から胸熱です」「やっぱり松下洸平×天海祐希は最高だ」「佐藤浩市さん、さすがめちゃくちゃかっこいい」と絶賛の声が相次いでいる。
■文=苫とり子
ビクターエンタテインメント
発売日: 2023/07/19