モンゴルロケは「360度どこをとっても素晴らしい景色と環境」
――モンゴルでの撮影はいかがでしたか?
モンゴルのシーンは“CGなのでは?”と間違えてしまうぐらい壮大なものでしたね。360度どこをとっても、素晴らしい景色と環境で。今回モンゴル人のスタッフさんも多く参加してくれましたが、僕が中盤にロケに参加する頃には日本チームとモンゴルチームが、とても良いチームワークになっていました。
――息子である乃木憂助役の堺雅人さんと共演された印象はいかがですか?
以前、CMで共演した時に「いつかドラマでご一緒したいですね」と話していて、それが実現したのがとてもうれしいです。
「VIVANT」というドラマの大黒柱ですから、背負っているものも大きいと思いますが、彼はそれにふさわしい俳優さんだと思います。しっかりと根を張っているといいますか、そういう信頼感は、僕たち共演者たちも感じているのではないでしょうか。
堺くんが毎回テストから本番に向けて、本当に素晴らしい芝居をしているので、周りもそれに引っ張られて緊張しますし、スタッフも失敗できないという雰囲気にもなります。堺くんが福澤チームの中でいつも中心にいることがとても理解できます。
――ノコル役の二宮和也さんとの共演秘話を教えてください。
映画の授賞式であいさつをしたことがある程度でしたが、彼の作品を見て以前から素晴らしい俳優さんだということは知っていました。
物語全体の中で、ノコルという役が、どうすればキャラクターとして存在できるのかということを、貪欲に作り上げていく二宮くんはさすがだと思いましたね。
乃木への嫉妬や、自分の欠点も含めて人間的に表現していて、このドラマは二宮くん演じるノコルも成長している物語だとも言えるのではないかと思います。彼はそこを細かい計算をしながら、ノコルという人間の人生を生きているような気がしますね。待ち時間はのんびりとしゃべっていますが(笑)。
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