那須川夫婦の仲むつまじさを目の当たりにして、アルバイトを辞めることを決断
自分が解決してあげられるかもしれない。そう思っていた深愛だったが、アルバイト中、お手洗いで同僚たちが那須川が病のふみこを支えて、仲むつまじい姿を見たと話すのが聞こえてきて、「店長、やっぱり奥さんと仲良いのか」としょんぼり。
那須川がかけてくれた優しい言葉を思い出し、「私にそんなことを言ってくれるのは店長しかいない」と那須川への愛情を改めて思う。しかし、病院の前で那須川と妻・ふみこの姿を実際に見たことで「二人の絆は本物だった。私の入れる余地なんてなかった」と悟った深愛。体調を崩し、どうしようもない状態に待ってしまった深愛はアルバイトを辞めることを決断する。
那須川「こんなんで僕は終わりたくないな」
アルバイトを辞めたことを母親に言えないまま1週間が経過。そんな時、那須川から「やっぱり会って話がしたい」という連絡があり、「話をしないで辞めたのは良くないよね」と思った深愛は「ランチだけなら」と会うことを約束。
アルバイトを辞めたのは自分のせいでは?と気にする那須川だが、深愛は否定し、「家の都合」と答えた。
深愛は那須川と妻・ふみこの間に自分が入る余地がないと諦めようとしていたが、那須川は「こんなんで僕は終わりにしたくないな。こんな突然会えなくなるのは嫌だ」と未練があることを伝えた。それでも深愛は「私、店長の負担になりたくないんです」と本心を隠して距離を置こうとするが、「元気が出るんだよ。こうして深愛ちゃん触ると」と頬を触られ、「これからもそばにいてほしい」と言われ、気が変わった。
「やっぱり私が助けなきゃ」と、深愛は積極的に動くことを決めた。
妻・ふみこへの接触に成功「絶対大丈夫ですから!」
ふみこの通う病院の待合室で待ち伏せ、病院の外に出たところを「アンケートの協力」と言ってふみこに声をかけた深愛。その時に自作のチラシを見せると、ふみこはそのチラシを見たことがある反応が。
「病院の先生には遠慮してしまうような小さなことや愚痴でも構いません」とアピールし、「私も苦しんだ経験があるので少しでも力になれたら」と距離を詰めていく。
反応は上々。「絶対大丈夫ですから!」と言いながら、連絡が来ると確信する深愛。
那須川には「生活支援の仕事をしたい」と話していたが、これは「匂わせ」というか、奥さんを私が助けますよという遠回しな宣言みたいなもの。
一度は距離を置こうと決めた深愛を覚醒させ、純愛モンスターにしてしまったのは那須川だった。未練がましく引き止める優しい言葉に導かれるように、深愛は再び一途に那須川のことを。
那須川との関係を継続できることになった深愛。那須川の妻・ふゆことの接触に成功し、息子・ハルキも深愛に好意を抱いている。ただし、那須川との関係をハルキに知られてしまった。
那須川家に深く入り込み始めた深愛。次回、物語の大きな転機になることは間違いなさそうだ。
◆文=ザテレビジョンドラマ部
ソニー・ミュージックレーベルズ
発売日: 2023/09/13