悠作が漫画家を辞めることを決断
深堀家に舞い戻ってきた達男は、孫の順基にまで敬語を使うほど低姿勢で謙虚に過ごしている。
達男が戻ってきたことを知った編集の土門は、悠作が新作に手を付けられると喜んで深堀家を訪ねてくるが、「かつてのお父さんはいません。引け目を感じているのか、俺にめちゃくちゃ優しいんです。だから昔のように小競り合いやストレスが全くない。漫画のネタにはならないんです」と、悠作は新作が描けないと話す。
土門は何とか悠作に描いてもらおうとするが、「俺には土門さんの趣向が分からない。ピンと来ない。今回に限ってはズレてるというか」とハネつける。
その言葉が土門の逆鱗に触れた。「本当に描いても面白くならないと思ってるのか、ただ面倒くさいから描きたくないと思ってるのか、描きたくても描けないのか」と悠作を問いただすが、「全部違うんじゃないですか」という返答に、「もう来ないから安心しろよ。無理やり描かせようとして悪かったな」と冷静な口調で返し、土門は深堀家を後にした。
その晩、悠作は万里江たちに「もう漫画家辞めようと思ってさ」と伝えた。「土門さんにも見捨てられたみたいだし、ここが潮時かな」と“ツラくなってきた”と明かし、「辞めることにいっぺんの悔いなし!」と声高に宣言。
謙虚に過ごしていた達男が悠作に“離婚”を提言
達男は「たまには外で一杯呑むなんていかがですか?」と、万里江と順基の2人が不在の晩に、悠作を呑みに誘った。
達男は、近所の焼き鳥店のカウンターで悠作と肩を並べて呑みながら、同居を始めてから娘・万里江にいろいろ世話になっていると話し、「たまには父親らしいことをしてやりたいと思って、悠作くんにここに来てもらったんだよ。娘と離婚してやってくれないか」と提言。
「娘には幸せになってもらいたいんだ。もうこれ以上、娘を悲しませるのは勘弁してほしいんだ」と、穏やかな口調ながら、反論できないくらいの重さが感じられる言葉だった。
「これまでの恩返しだと思って、君のほうから離婚してやってくれないか」
まさしく、敬語を使って低姿勢になっていた“下僕の復讐”が始まった。返す言葉もない悠作に、このピンチを乗り越えることはできるのだろうか。次の展開が気になる。
◆文=ザテレビジョンドラマ部
https://www.hulu.jp/worry-not-shes-the-boss
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