2年ぶりの連ドラ撮影は「懐かしい気持ちにもなりました」
――演じていて共感したシーンはありますか?
登場人物たちは変わった人ばかりなのですが、きっとそれぞれに、そうなるに至ったきっかけがあって…そうじゃない人もいるかもしれないのですが、変わってしまったのには意味があるという点では、共感まではないかなくても、気持ちを汲み取ってあげたいなと思いました。
演じていると、共感できるとまではいけないので…まだ全部を映像で見られているわけではないのですが、完成したものを見たら案外共感できる部分もあるのかもしれません。
――今回約2年ぶりの連ドラ出演となりましたが、改めて撮影はいかがでしたか?
この間にも別の作品に入らせていただいていたのですが、それは1年半くらいかけて撮っているので…やっぱり全10話を1か月半で撮るということで、現場に入る前は“そのスケジュールでできるかな”“その感覚に戻れるのかな”と不安がすごくあって。
この2年は1日に撮影シーンが少なく、時間をかけて撮るということが多かったのですが、20代前半の頃は2か月半で全10話をオンエアに追われながら撮っていたので…当時の感覚に戻れるのか自信がなかったのですが、いざ始まってみると夕方や午前中に撮影が終わることもあり、そしてちゃんとスケジュール通り1か月半で撮り終わったんです。
現場に入ってからはリラックスしながら撮影できましたし、何より意外と体が覚えていたなという印象です(笑)。 せりふ覚えもギリギリ派なのですが、現場に入ると翠としてのせりふがすんなり出てきて、“ああ、ドラマってこんな感じだったな”と懐かしい気持ちにもなりました。
――ドラマの見どころと、読者へのメッセージをお願いします。
きっとオンエアを見ていただくと、第1話からみんな怪しいと思います(笑)。序盤ではみんな“表の顔”で和気あいあいと接していると思うのですが、中盤あたりから“ギャップ”みたいなものが見えてきます。全話しっかりと見ていただいて、そして何度も見返しながら、楽しんでいただければと思います! そして、翠は家のシーンがポイントなので、ぜひ注目してみてください。
撮影=加藤翔/ヘア&メーク=遠藤一明/スタイリスト=小堀あさみ