玉城ティナ・飯豊まりえそれぞれのサバイバル…「選ばれることだけが近道ではない」「仲間の大切さ」
――サバイバルの極限状態という世界観で撮影されていますが、撮影でつらいと感じたことはありますか?
玉城:私は個人的に大変だったことは特にないかもしれないです。役としてならば、私の役は、肉体的につらいというよりも、精神的につらい方が多く、大変だろうなと思っていました。強くならないと乗り越えられない試練がいくつもある一方で、家族の死や今まで信じてきたものが揺らぐ瞬間もあったので、明日葉は精神的につらかったと思います。
飯豊:私は演じるキャラクターと一緒で、精神的にも肉体的にも常に追い詰められていていました(笑)。なので、温かいものやおいしいものを食べられるような時間を探してみたり、自分に戻れる時間を大切にしていましたね。
――本作は「サバイバル」をテーマの一つとしていますが、お二人が今戦っていること、または戦う上で大事にしていることは?
玉城:仕事です。サバイバルしていかないと、黙っているだけでは誰も選んでくれない仕事ではあるので、もちろん選ばれないこともありますが、そこで落ち込むのではなく、選ばれない時にどういう姿勢でいるかみたいなことの方が大事になってきたりもしています。最近は、選ばれることだけが、近道ではないっていうことにも気づき始めましたし、サバイバルをしつつ、倒されても、そこで咲く花を見つけようみたいなスタイルで生きています。
飯豊:なんかいいね!すごいなぁ…!
玉城:(笑)。結構、なんでもいいかもという悟りを開いているけれど、サバイバルしないといけないんだろうなっていうスタンスでやっています。別にサバイバルしている感覚はないんですけど、この職業を選んだからには、ついてまわるんだろうなって。
飯豊:私は性格的に、争うのが苦手で、外に出たら刺激しかないのが苦しいなと思う瞬間があります。一歩部屋のドアを開けると少し構えてしまい、ずっと力が入っている感覚があるんです。ちゃんと力を入れてないと、「足元が崩れちゃうんじゃないかな」という怖さみたいなものを常に感じている中で、友達という存在にすごく救われています。
ただ会話をするだけで、本来の自分自身に戻れますし、強みにもなる。会話をするだけでエネルギーが湧いてくるというのは、すごく大事だなと思うんです。 サバイバルの中で仲間がいたりとか、自分の意思があることが大事だと感じるように、私も友達からエネルギーをもらって、日常を戦っています。
ヘアメイク:今井貴子(玉城ティナ)、AYA(飯豊まりえ)
▼「君と世界が終わる日に」Hulu番組ページ▼
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