元AKB48の小田えりなが、4月27日に東京・HMV＆BOOKS SHIBUYAで開催された1st写真集「青春の時刻表」(玄光社)の発売記念イベントに登場。囲み取材に応じ、グループを卒業した今の心境や写真集の出来栄えについて語った。
大人っぽい小田も詰まった初の写真集
小田は1997年4月25日生まれ、神奈川県出身の27歳。2014年に行われた「AKB48 Team 8 全国一斉オーディション」に神奈川県代表として合格し、2017年にはAKB48 48th シングル「願いごとの持ち腐れ」で表題曲初選抜入り。抜群の歌唱力を武器にその後も活躍し、2024年4月23日にグループを卒業した。
同作のロケは、小田の地元・神奈川と大分・別府で実施。撮影の際に見せた何気ない素の表情や少しの緊張感を含んだ真っすぐな目線、いたずらっぽい笑顔など、“小田えりな”という一人の女性の素顔に迫った数々の写真のほか、これまでにない大人っぽく、洗練されたカットも収録されている。
これまでグラビア系の雑誌撮影はあまりなかったという小田。写真集の内容については「自分からこうしたい、ああしたいとはあまり言わずに人にお任せしていました」と基本的にプロのスタッフに任せていたと打ち明け、「格好いい自分を見せようとか、かわいい自分を見せようと思わず、自然体にその時の感情のままの表情を撮っていただいたので、中身を見ても『自然体で自分らしい』と思えて良かったなと思います」と、結果的に自然体な小田の姿が収められた写真集になったと振り返った。
また、タイトルへの思いについては「AKB48を卒業するタイミングで写真集が出せるということで、今までのAKB48の活動も青春だったし、AKB48卒業のゴールが写真集だと思っているので。この撮影も楽しくて青春みたいだなと思ったので、タイトルがピッタリで気に入っています」と明かす。
写真集の“自己採点”も発表
そして写真集などの取材では恒例になっている出来栄えの“自己採点”を求められると「あっ！」と、待ってましたと言わんばかりのうれしそうな表情でほほ笑みつつ、「えっと、言っていいですか？(笑)」とバックヤード付近をキョロキョロ。
恐らく何か“大喜利”的な回答を仕込んできたのだろうなというのが誰の目にも分かるくらいの雰囲気で、「いきまーす！」「言いますね！(笑)」とニヤリとしながら何度か呼吸を整え、“助走”をつけた上で「HMV渋谷点(店)です」と会場名をもじって“渾身のボケ”を放った。
しかし、記者陣の反応を見た小田は照れ笑いしながら「違います！これ楽屋で『言え』って言われたんで(笑)。『こうやって言いなさい』って言われたんで…。うそです」と“大人たち”の仕込みであると慌てて弁解し、「8点です！8点満点中の。やっぱりTeam 8だったので…」と話すが、それでも“手応え”を感じなかったのか「あれ？違った？(笑) 本当に満点です！満点！8点…」と繰り返しアピール。質問した記者から「100点満点のコメントだったと思います」とフォローされると、小田は「ありがとうございます(笑)」とようやく安堵(あんど)していた。
さらに、先日AKB48を卒業したということで、今の心境を聞かれると「卒業したという感じがあまりなくて、本当に卒業したのかなって。でも、卒業した直後に写真集を出せるのが本当にありがたいですし、この写真集がAKB48のゴールでもあるけど、1人の人生のスタートとしてもこの写真集と一緒に歩めていけたらいいなと思います」と話し、今後については「これからはステージでたくさん歌える人になっていきたいなと思います」と、1人の歌手として大好きな歌やライブ活動などを中心にやっていきたいという思いを伝えた。
小田えりな1st写真集「青春の時刻表」は、4月30日(火)に発売。
◆取材・文・撮影＝月島勝利(STABLENT LLC)
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