道枝駿佑「ウユニ塩湖でドローンを飛ばしたい」
――道枝さんは、幸次のような旅の経験はあるんでしょうか。
道枝:バックパッカーの経験はないです。この作品に出演して、1人旅に興味が出てきました。なにわ男子のメンバーの藤原丈一郎もオーストラリアのシドニーへ1人旅しているんですよね。
旅というのは、人と人をつなぐ大きなきっかけにもなりますし、知らない土地の空気に触れることで、自分の価値観に変化があったり、自分を見つめ直す機会にもなったりしそう。僕もいつか1度は1人旅をしたいです。
――海外に行くことで人生が変わった体験はありますか。
藤井:20代の頃に勇気を出して台湾に留学をした時の出会いは大きいですね。その時の台湾とのご縁があったからこそ、“藤井が台湾と日本で何かやりたいって思っているらしいぞ”というのが台湾の映画界に響いて。
その思いに賛同してくれた、たくさんの方がいろんな人をつないでくれて、もう本当に数珠つなぎみたいなもので本作の国際プロジェクトが実現しました。僕は結構、何か悩んだら、すぐ1人で旅に出るタイプだったので、その出たところ勝負な人生がこういう映画を生んだんだなって思います。
道枝:海外の思い出というと、僕は2023年と2024年に行った韓国ですかね。皆さん、本当に温かく迎え入れてくださるので、すごくうれしかったです。もちろん言葉の壁はあるんですけど、簡潔に分かりやすく韓国の方に物事を伝えることを意識したことが自分にとってすごい勉強になりました。その体験は本当に楽しいものになりました。
藤井:みっちーは、「キャー!」ってなっちゃうから。韓国では街を歩けないでしょ? でも、南米とか行っちゃえば、こんなに自由に歩けるんだ…ってきっと驚くと思うよ(笑)。変装なしで食事にも行けるし、今までできなかったことが、日常でできるんじゃないかな。
道枝:そうですよね。
藤井:ただ場所が変わるだけで、いろんな文化の違いを肌で感じることができるし。日本にいたら、みんなに頼っちゃう場面も多いと思うけど、頼れないから、自分で通訳の機械を使いつつ、旅をして欲しい。みっちーにはね、ぜひドローン片手に世界一周とかしてもらって。ドローンを飛ばしまくって欲しいです(笑)。
――道枝さんはこれからどこへ旅したいですか?
道枝:世界一周はなかなか大変ですけど、海外で1人旅だったら、もちろん台湾に行きたいです。あと、ロサンゼルスへも行きたいですね。高校の修学旅行がロサンゼルスだったんですけど、僕は仕事だったので残念ながら行けなくて。ぜひリベンジしたいんですよね。
でも、ドローンを飛ばすなら、ウユニ塩湖ですね。本当に絶景で美しい光景だと思うので、人生で1度は訪れてみたい場所です。まぁ、ウユニ塩湖でドローンを飛ばしていいのか分かんないですけど、飛ばしがいがありそうじゃないですか(笑)。
◆取材・文/福田恵子
【藤井道人】
ヘアメイク/西田美香
スタイリスト/皆川bon美絵
【道枝駿佑】
スタイリスト/井元文子(FUMIKO INOMOTO)
ヘアメイク/三浦由美
KADOKAWA
発売日: 2023/02/15