草なぎ剛「僕自身も自分の演技を信じられる」 【連載コラム】
快晴の空の下、「雨あがりのステップ」を披露し大成功を収めたパラ駅伝。オールアップを迎えた映画「クソ野郎と美しき世界」の撮影エピソードなど、今春の近況をたっぷり語った「月刊ザテレビジョン(5月号・発売中)」の連載「お気楽大好き!」の一部を紹介。 また、“役者”としての稲垣吾郎と香取慎吾についての印象も語ってくれた。
「誰もが新しい道を行ける気がした」というのも今の僕らにピッタリだった
春だねぇ。僕は先日、眩しいほど青い空の下で春を感じてました。(稲垣)吾郎さんと(香取)慎吾とスペシャルサポーターとして参加したパラ駅伝。天気にも恵まれ、応援しに会場に来てくれた方たちがものすごく温かくて。何より選手たちの頑張りに胸が熱くなった。しかも3人であんな大勢の前で歌うのは初めてだったので感動的で。やっぱりみんなの前で歌うことは僕にとって大事なことで好きなことなんだなってかみ締めてた。いい日だった。
そこで初披露したパラスポーツ応援チャリティーソング「雨あがりのステップ」は何回も聴いてると良さが増してくるような名曲だよね。作曲の菅野よう子さんと作詞の麻生哲朗さんは何度か曲を書いてくれているので、僕らのいいところを引き出してくれたんだと思う。歌詞が前向きなところがストレートで僕は好き。「どうして?」とか「だけどね…」って途中で3人がかぶってくる歌い方とかいいよね。それぞれが気持ちを込めて歌えて、バトンをつなぐように歌声が重なっていく。「新しい青い空」なんてあの日の空そのものだったし「誰もが新しい道を行ける気がした」というのも今の僕らにピッタリだった。
それに、この曲の売上を全額寄付したいという僕らの気持ちに周りの方々が賛同してくれたことも気持ちいいなと思ってね。またパラサポに戻ってきた、そのスタートにはいいんじゃないかな。少しでも力になれることって何だろうと考えている人はたくさんいると思うので、自分も参加してる実感は湧くと思う。
感動って、思いが動くことでしょう。選手の人は苦しくても頑張ってゴールを目指すから見てる僕らの心が動く。そのエネルギーを受けて僕らが歌うことで、選手も含め聴いてくれる人たちを応援したいという思いが動く。その歌を聴いて買ってくれた人の思いが、パラスポーツの今後の活動につながっていく。ここでもまたバトンがつながっていくんだよ。協力してもらえたらいいなと思います。
パラスポーツ応援チャリティーソング
iTunes Storeにて配信中
◆AbemaTV「新しい別の窓」
毎月第1日曜 夜5時から7.2時間生放送
※初回放送日時:4月1日(日)午後5時~深夜0時12分(AbemaSPECIAL2チャンネル)
◆映画『クソ野郎と美しき世界』
2018年4月6日(金)より全国86館にて2週間限定で公開
◆舞台『バリーターク』
2018年4月14日(土)よりKAAT 神奈川芸術劇場ほか全3都市で上演