SKE48で独自路線を歩んだ唯一無二のメンバー松村香織、涙の卒業公演
卒業後はフリーランスで活動
別れが迫る雰囲気の中、松井珠理奈がステージに登場し、「色んな意味でSKE48に新たな道を切り開いてくれたと思うんですよ。かおたんがいっぱい暴れてくれたから、今のSKE48があるし、後輩もいろんな活動がしやすいんだと思います。かおたんには幸せになってほしいから、婚活用のリップ買ってきたから(笑)、幸せになってください」と話した。
そして、卒業セレモニーも佳境になり、斉藤がSKE48キャプテンらしく「かおたんの穴は簡単に埋められるものではないけど、この壁を乗り越えなきゃいけないある種の試練だと思います」と手紙で決意を述べる。
続く大場は涙ながらに「私がかおたんのいいなと思うところは、どんな人にも寄り添ってあげられること。かおたんだけは近くに寄り添って話聞いてあげてるよね。『だってかわいそうじゃん?』っていつも話聞いてあげてる。私がSKE48に移籍してきたとき、格好悪いところはファンに絶対見せたくなかった私に、ファンに全部を見せていくことを教えてくれたのはかおたんでした」と、松村がいかにSKE48においてみんなに愛され、松村自身がSKE48を愛してきたかが伝わる手紙を読み上げた。
松村は「今、48グループは、世間的には厳しい目で見られたりしていると思うんですけど、SKE48は本当に良いグループだなって思ってます。一時期すごい大っ嫌いで『なんなんだこのグループ!』って思ったこともあったんですけど、そんなこと今は絶対口に出したくないくらい大好きな場所です。自分自身のこれからの自分の人生考えたら、ここに甘えていたらいけないなと思って卒業を決心させてもらいました。一歩踏み出すことがこんなに怖いことなんだって感じています。ここでたくさん皆さんにもたくさんの愛を頂いた分、外の世界で後輩の見本になれるように精一杯活動していきたいと思います」と強い決意を述べた。
また、ファンに向けて「本当にこんな私を見つけてくれて、愛してくれて本当にありがとうございます。どんな時でも味方でいてくれるファンの皆さんは、私にとって本当に人生の宝物です。どんな時でもファンの皆さんがいたから私は本当に9年半頑張ることができました。本当に今まで、アイドルとしての私を応援してくれて、本当に皆さんありがとうございます」と感謝を伝え、最後に「支え」を歌唱し、卒業公演は幕を閉じた。
終演後、松村は「本当に楽しかったなと思える9年半のアイドル生活でした。そしてファンの方は一生の宝ものですし、本当に感謝しています」と改めてファンに感謝の気持ちを述べ、今後の活動については「一回自分でやってみようかなと。一回は挑戦して駄目だったらやり直せばいいし。それにいろいろ勉強できることもあるし、スタッフさんの大変さも知れると思いますよね(笑)」と笑顔混じりにフリーランスで活動していく決意を述べた。