「四月は君の嘘」種田梨沙『台本を見ないくらい集中している』
フジテレビ系ノイタミナ枠で放送中のアニメ「四月は君の嘘」は、「月刊少年マガジン」(講談社)で連載中の同名漫画を原作に、音楽を題材にした青春ラブストーリー。
母親の死をきっかけにピアノが弾けなくなった14歳の少年・有馬公生が、情熱的な演奏をするバイオリニストの同級生・宮園かをりと出会うことで、挫折と向き合い成長していく姿が描かれていく。
今回は、ヒロイン・宮園かをりを演じる種田梨沙にインタビュー。出演が決まった時の感想や共演者について、キャラクターを演じるにあたっての思いを聞いた。
■種田梨沙(宮園かをり役)インタビュー
――まず、出演が決まった時の感想をお願いします。
一番かをりを演じてみたいと思っていたので、決まった時はプレッシャーよりも喜びが強かったです。オーディションを受ける時に原作を読んだのですが、1回読んだだけで作品の世界観に引き込まれました。
――演じるにあたって、意識していることや苦労した点はありますか?
かをりの明るくて芯の強いキャラクター性を表現するために、はしゃいでいる時や怒る時などの感情が強く出るシーンは、台本を見ていないくらいのテンションで集中して演じています。真面目なシーンでは、言葉に説得力が出るよう意識しています。
――音楽も本作の魅力の一つですが、これまでクラシック音楽に触れる機会はありましたか?
母親の影響で幼い時ピアノを習っていました。演奏する側としては途中で辞めてしまいましたが、オーケストラやクラシック音楽、ピアノやバイオリンなどの音を聴くのは今でも好きですね。
――絵も学んでいたということですが、表現することに対してはバイオリニストのかをりと通じるものがありますか?
かをりの性格と似ている部分というと難しいですが、お芝居も音楽も絵を描く芸術もやってることは全く違っても、自分の中にあるものを表現するという作業は同じだと思います。アニメーションはそれが全部一緒になっているので、毎回楽しいなと感じながら演じています。
――共演者の方や収録の雰囲気はいかがですか?
メーンキャストはほぼ同世代なので、現場は元気ですね。メーンキャストだけでなく、1話だけの出演者の方も「原作を読んで、続きを楽しみにしています」と作品愛が強いので、みんなで一緒に作っている一体感があります。
――印象的なシーンやお気に入りのシーンはありますか?
1話を見て、カラフルで、涙が出るくらいきれいだなと感じました。印象付けるシーンや主人公の公生が前に進もうとするシーンとトラウマなど過去のシーンとの色の差の付け方が好きです。
――最後に、ファンの方にメッセージをお願いします。
毎回続きの気になる素晴らしいアニメーション作品になっています。私たち出演者も、皆さんの期待を超えられるように全力で彼らの青春を演じさせていただいているので、ぜひ毎話楽しみに見てください。
毎週木曜夜1:20-1:50
フジテレビ系にて放送