速水もこみち「志田未来さんの才能を見せつけられた」
ベストセラー作家・内田康夫の原作をドラマ化した、速水もこみち主演の旅情ミステリー“浅見光彦シリーズ”最新作「風のなかの櫻香」が3月28日(月)に放送される。主演の速水は、'13年2月に放送されたシリーズ32作目から3代目浅見光彦を演じており、交代してから今作で4作目となる。
35作目となる今作は、男子禁制の尼寺で育ったヒロイン・櫻香(さくらこ)役に、演技派女優・志田未来を迎える。
ストーリーは、ルポライター・光彦が男社会とは一線を引く尼僧の暮らしぶりを取材するため奈良の尊宮寺を訪れる。世界遺産に登録された平城京跡がある奈良は、太古から政治、経済、文化、歴史の中枢として栄え、ヤマト民族の心の故郷と言える土地。
その地にある尼寺は光彦にとっては多くの女性たちの祈りが閉じ込められた館であり、禁断の神秘の世界とも言える。その尊宮寺に「櫻香を出家させるな」という脅迫めいた差出人不明の手紙が届いたところから事件が起こる。
捨て子だったという櫻香は児童養護施設から寺に引き取られた経緯を慶尊御前(高林由紀子)から聞き、得度式(仏門に入り僧侶となるための儀式)の前に出生の秘密知りたいと、母の名・高原紫だけを頼りに、光彦と共に三重・志摩へと向かう。
光彦が尊宮寺で見掛けた女性を志摩でも遭遇したことをきっかけに、櫻香の父が志摩で一番の資産家で由緒ある名家・月舘エンタープライズの会長の一人息子・春行(二階堂智)だということが分かる。
しかし、運命のいたずらか、櫻香を待っていたのは水死体となって発見された父・春行の姿だった。さらには櫻香が誘拐される事態に。そして犯人は一億円の身代金を月舘家へと要求してくる。櫻香の安否をめぐり緊張が高まる中、光彦が事件の謎へと迫る。
主演の速水は「浅見光彦を演じるのも今回で4作目です。主に奈良と志摩を行ったり来たりのロケでしたが、タイトル通り爽やかな風の中の撮影となりました。ヒロイン役の志田未来さんとは連続ドラマ『ハンマーセッション!』('10年7月期、TBS系)で共演していたので緊張することもなく撮影に入ることができました」と、共演を喜ぶ。
撮影の印象を「彼女なりにいろいろと芝居を考えてきてくれていたようで、思いっきりぶつかってきてくれる部分もあって楽しめたのと、場合によっては助けられた感じもあって、まさに天才と言われた才能を見せつけられた撮影でした」と語った。
また、見どころについて速水は「浅見シリーズの旅情感と、ミステリーを共演の皆さんがこれでもか!という感じの演技を見せてくれています。早く仕上がりが見たいと思う作品となりました。放送をぜひご期待ください」とアピールした。
3月28日(月)夜9:00-10:54
TBS系で放送