門脇麦、野村周平は「とても真っすぐな目をされた方」
6月25日(土)、26日(日)に二夜連続で放送される、福士蒼汰主演のスペシャルドラマ「モンタージュ 三億円事件奇譚(きたん)」(フジテレビ系)に、野村周平と門脇麦が“恋人役”で出演する。
同作は、20世紀最大の未解決事件「三億円事件」をテーマに描いた人気漫画が原作。ある日、高校3年生の大和と未来(芳根京子)は通学路の途中で、地面にできた血だまりを見つけ、その血痕をたどると、瀕死(ひんし)の老人・東海林明(香川照之)を発見する。
大和はそこで東海林から「おまえの父親は3億円事件の犯人だ」という言葉を告げられる。その日の夜から、姿を消した大和の父親・鉄也(唐沢寿明)は、3日後に東京で水死体として発見される。
時は過ぎ、25歳になった大和は、7年前に東海林から告げられた言葉に妄想を膨らまし、「三億円事件」について詳しく調べ始める。
先日新たに出演が発表された野村、門脇、そして三浦貴大らは、三億円事件がリアルタイムで進行する「1968年パート」を生きる。野村は同時代の主人公とも言うべき、三億円事件の実行犯の一人・川崎雄大を、門脇はその恋人・井上和子を、三浦は雄大の幼なじみで、後に大物政治家となる府中南署の刑事・沢田慎之介を演じる。
ちなみに野村が演じる雄大は、福士演じる大和の“父親”ということで、本情報が発表されるや“月9”「恋仲」('15年)コンビの同級生親子と、大きな話題を呼んだ。これには福士も「今回は(野村君が)お父さんになってしまいました(笑)。野村君とは同級生なので、本当に不思議な感覚です(笑)」と、困惑しながらも好意的なコメントを寄せていた。時代背景が違い、本格的に共演するわけではないものの、時代を超えた2人の“絆”に期待は高まるばかりだ。
その他、「1968年パート」には渋谷謙人、ホラン千秋、瀬戸利樹など若手実力派俳優が出演する。
そんな現代と過去、2つの時代で豪華俳優陣が演技を披露した本作。世界文化遺産登録後初となる長崎・軍艦島(端島)でのロケをはじめ、茨城・高萩、群馬・高崎、さらには佐賀など、テレビドラマでは類を見ないほど広範囲かつ大規模な撮影が行われた。
“戦後最大のミステリー”とも称される、いまだ謎が多い未解決事件の「三億円事件」。スキャンダラスなミステリーにふさわしいキャストが、ノスタルジックかつミステリアスに本作の世界を彩り、一度チャンネルを合わせたら最後、視聴者をテレビという名の“迷宮”に引き込んで離さない。
本作への出演が決まった感想を、野村は「台本は本当に面白くて、当時の人間模様に引き込まれました。今回のドラマは“三億円事件”を扱っていますが、いわゆる“事件もの”に出演させていただくのは初めてなので、出演が決まった時は、すごくうれしかったです」と明かした。
一方、野村と恋人役を務めることになった門脇は「(野村は)とても真っすぐな目をされた方だなと思いました。いつかご一緒したいと思っていたので、今回共演できてうれしかったです」と、共演を喜んだ。
【前編】6月25日(土)夜9:00-11:10
【後編】6月26日(日)夜9:00-11:09
フジテレビ系で放送
原作=渡辺潤「モンタージュ 三億円事件奇譚 SINCE 1968.12.10」(講談社・週刊ヤングマガジン)
プロデューサー=長部聡介、牧野正
脚本=大森寿美男
演出=水田成英
出演=福士蒼汰、芳根京子、劇団ひとり、ムロツヨシ、杉咲花、野村周平、門脇麦、ホラン千秋、三浦貴大、遠藤憲一、夏木マリ、香川照之、唐沢寿明、西田敏行ほか