池岡亮介、女子からの「細っ!!」に奮起…筋トレの日々
舞台「柔道少年」が、'17年2月東京と大阪で上演されることが決定した。今回、フジテレビ系ドラマ「メディカルチーム レディ・ダ・ヴィンチの診断」にもレギュラー出演している注目の若手俳優・池岡亮介にインタビュー。作品の見どころの他、学生時代の思い出などを語ってもらった。
――今回上演される「柔道少年」、どのような物語なのでしょうか?
元々韓国で上演されていた人気作品で、日本で初上演になる作品です。主人公の男の子が怠け癖が強くて、痛いことが嫌いだったり(笑)。でも周りから「頑張れ頑張れ」って言われながらオリンピックで金メダルを取るために練習に励む“スポ根”物語です。でも、初恋や先輩後輩の上下関係、友情だったり、顧問の先生もハチャメチャで、ドタバタで楽しいコメディー作品です。
――池岡さんの役どころは?
僕は主人公(宮崎秋人)の後輩役です。もう一人後輩役で三津谷亮くんがいるんですけど、ペアでちょっとずつその場をかき乱していく、笑える場面を担うようなキャラクターでもあるんです。出来の悪い後輩で…(笑)。スポ根ならではの上下関係もあるので、先輩の前ではいい子に振る舞っているんですけど、いわゆるお調子者ですね。
――出演に当たって、ご家族とか周りの方の反応って何かありましたか?
「おまえ、柔道できるのか?」「骨折れないか?」っていうのはありました(笑)。母親には「けがには気を付けて」と心配されました。
――実際池岡さんは柔道の経験はあるんですか?
高校生の時、柔道の時間があって、授業としてやっていたくらいですね。柔道か剣道か選べたんです。道具をそろえるのが簡単な柔道を選びました(笑)。
――学生時代は何かクラブ活動されていたのでしょうか?
中学校までバスケットボールと水泳をやっていました。高校に入って何やろうかなって考えていた時に、水泳とバスケ足したら水球かなと思って、水球部に入りました。
でもすぐ挫折しちゃったんです。水球が強い学校だったので顧問の先生も本当に厳しい方でしたし、水中の格闘技といわれるので、体つきもとても大きい人が多くて。
しかも、1回溺れたんですよ。ずっと水泳やっていたので溺れることなんてなかったんですけど、人生で初めて溺れてしまって。結局やめてしまいました。
足も着かないプールでしたし、最初は1年生だったんで、ボールを頭の上で持って沈まないように立ち泳ぎみたいな練習から始まって。しかも結構重たいボールなんです。普通に使っているよりも重たいボールでトレーニングしたりしました。
――今回の作品への出演が決まった時はどんな感想を持たれましたか?
元々本は読ませていただいていたんです。僕コメディーが好きなのでこの役はずっとやりたいなと思っていたし、すごくうれしかった。でも、柔道はまず体が大きくなくちゃいけない。
今回のチラシの撮影をした時に、実際に大学の柔道場で撮影したんですけど、女子学生さんがいて。その方に初見で「細っ!!」って言われたんです(笑)。歩いてたら「細っ!!」って言われて、女性に細いって言われるのがすごくショックで。本格的に体作らなきゃなって思いました。リアルな柔道の感じを出すためにも体作りはしっかりしなくちゃいけないなと。
――もう実際にトレーニングは始められているんですか?
ジムに通い始めました。今回のためにもそうですし、これから撮影の別の作品のためにも体は鍛えなきゃいけないので。人生で初めてプロテインを飲んで、慣れない筋トレをしています!
――先生役というか複数の役を演じられる小林正寛さんとも共演されるわけですが、いかがですか?
チラシ撮影をした時にいらっしゃっていて、その時に初めてごあいさつさせていただきました。テレビでずっと見てきた方で、いろんな役を演じられている方ですし、そういう先輩の芝居を間近で見て、一緒に芝居をさせていただくというのはとても楽しみですし、いろいろ吸収したいです。
――では最後に「柔道少年」の見どころをお願いできますか?
劇場が「ザ・スズナリ」なので、お客さんとの距離が近いというか、柔道の臨場感や迫力もすごく伝わると思います、お話の舞台も高校生の部活動や青春、コメディーということで、どの世代の方にも楽しんでいただけるのでは。
出演者は若手で人数も少ないですが、より笑っていただくためにも、お客さんを巻き込んだりとか、劇場での一体感とかそういうものを出していけたらなと思っているので、いろいろと自分たちでも意見を出し合ったりしています。楽しみにしていただけたらうれしいです!
東京公演:'17年2月9日(木)~21日(火)ザ・スズナリ
大阪公演:'17年2月24日(金)~26日(日)ABCホール
作=イ・ジェジュン、パク・キョンチャン
演出・上演台本=中屋敷法仁
出演=宮崎秋人、荒井敦史、三津谷亮、池岡亮介、桜井美南、小林正寛