「砂の塔―」、田中直樹がドラマの裏側を解説
「砂の塔~知りすぎた隣人」(TBS系)に出演中の田中直樹が名シーンの裏側やキャスト同士の裏話、隠れた設定などを副音声として披露!!後半の展開や結末なども独自に予想してもらいました!!
女性キャストの癒やし。それが「がんちゃん」
体操教室のコーチを演じる岩田剛典。現場でも女性キャストからめでられている。「とにかく爽やかですよ~。あんなコーチがいたらイチコロ。体操教室のシーンでは、女性キャストの皆さんうっとりしてますもん。僕も、『自分の子供を通わせたい!』って岩田くんに話したくらい(笑)。亜紀と話しているシーンのときには、生方コーチの口がアヒルよりもアヒル口のときがありますから。亜紀が浮気せずに、妻として健一のそばにいてくれること自体が奇跡って感じがします!(笑)」。
本物の親子以上!高野家は息もぴったり
引っ越してきた当初の高野家は、幸せな家族そのもの。「第1話のド頭のシーンは高野家が幸せのピークのとき。雰囲気づくりを大切にしました。菅野美穂さんとは、バラエティー番組で共演していましたし、佐野勇斗くんや来泉ちゃんも人見知りをすることなく接してくれました。朝の出勤シーンはアドリブも多くって、菅野さんや佐野くんが僕に突っ込みを入れたり、来泉ちゃんが自然と甘えてくれたり、本物の家族みたいになっています」。
キム兄はアドリブでも健一を追い詰めてくる!!
仕事では猪瀬伸二(木村祐一)と阿相武文(津田寛治)にパワハラを受け、居場所がなくなりつつある健一。「阿相役の津田さんは優しい方なんです。でもカメラが回った途端に極悪な阿相社長に。キム兄も健一を追い詰めるために、小さなアドリブを盛り込んでくるんです。イライラを表現するために、アドリブでお菓子のミントケースをカチカチさせたり。キム兄は僕を追い詰めるために、あの手この手で攻めてくるので僕も必死です(笑)」。
弓子がいるとキャスト全員が戦慄!?
物語のキーを握る弓子。表情を変えない松嶋菜々子の演技は、撮影現場でも異彩を放っている。「松嶋さんは『違和感があるお芝居を意識している』とおっしゃっていて、ママ友の中にいても普通じゃない雰囲気をつくり出しているのだとか。そういう芝居を積み重ねていくことで、お花を生けているだけでも、自然と怖さが伝わってくるんです」。
ママ友・寛子の演技には現場スタッフもニヤニヤ
ママ友のボス・寛子(横山めぐみ)のオーバーで嫌みな話し方は視聴者をくぎ付けに。「亜紀さんのことを考えると笑えないですが、正直見ていてニヤニヤしちゃいますね(笑)。台本に沿って演じるのですが、横山さんの演技には笑いたくなってしまうほど現場でも盛り上がっています。僕の役柄的には、寛子さんの気分次第で影響が出てくるので、台本が出るたびに次は亜紀が何をされるのか戦々恐々。阿相夫婦には、僕ら夫婦もしてやられているので(笑)。台本を変えてでも高野家のシーンでもっとリラックスできるようにしてあげたいです(笑)」。
田中直樹が予想!終盤はこうなる!「健一が亜紀を助ける!」
「犯人が誰かということはもちろん、弓子の目的など、視聴者の皆さんと一緒に推理したいですね。そして、阿相社長にガツンと言ってやりたい。最後はタワマンから引っ越してもいい気がしますが、ローンもあるし、家族のために居心地のいい場所にしてあげたいです」(田中)。
玉置晴子
毎週金夜10.00-10.54TBS系
脚本=池田奈津子/演出=塚原あゆ子ほか/出演=菅野美穂、岩田剛典、光石研、田中直樹、松嶋菜々子ほか